5月17日G×L
2週間ぶりの復帰登板の岸投手。降板は残念でした。「気迫のこもったピッチングでしたが…」「気合いが入っていましたがね…」と解説の与田氏も交代を惜しみました。
が、個人的には、気迫も気合いも岸投手には見せて欲しくはありません。闘志を露に見せない、細い身体、色白な肌、という外見が彼の大きな武器の1つだと思っているためです。
打者は、球筋やフォームだけを見てバットを振り出すのではないことは、言うまでもありません。日常の会話だって、相手の声や言葉そのものだけではなく、トーンや表情やしぐさも総合して受け止めるのと同じです。身体つきも、顔つきも、目つきも、お肌の具合も、トータルしたものがピッチング。クールにスマートにひょろんとした外見と、手元で伸びる速球や曲がりの大きなカーブといった球質のギャップが、岸投手らしいピッチングだと思うのです。いかにもいかつい体格の社会人ピッチャーと、見るからに華奢な女子高生が、ともに全く同じ150キロの球を投げた時、どちらの球に意外性を感じて翻弄されるか、思い込みに揺さぶられるかという話です。
岸投手は、今月初めに2軍に降格していました。その間のミニキャンプの影響が伺える日焼けした肌、頬ににじんで光っていた汗、という今日のマウンド姿も言ってしまえばいただけないもの。日焼けサロンで肌を焼いて強く見せる選手がいますが、それをやっていいタイプとやるべきでないタイプがあります。岸投手はもちろん後者。彼にとって小麦色の逞しい肌はピッチングに逆ベクトルを与えるもの、禁物なのです。極端ながら、美白してマウンドに立つぐらいがちょうどいい。
これからの汗ばむ暑い季節、高温多湿を感じさせない岸投手のスーッと涼しげな姿での登板を待ち望みたいと思います。チームカラーのブルーも涼しげさの演出にはうってつけ。なんてったって、ライオンズの開幕投手。これから挽回してもらわねば。涼夏を。
これぐらいのクール感が「らしい!」と思ってます。