実話…わぁ。 映画「極秘捜査」 | 渡邊津弓のイトオシイ毎日☆

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アマプラで鑑賞

※画像はお借りしました


ユ・ヘジンさん、キム・ユンソクさん主演


1970年代に釜山で起こった誘拐事件を解決に導いた、警官(キム・ユンソクさん)と、占い師(ユ・ヘジンさん)の、信念と心の交流を描いた映画。2016年。


韓国ならでは…という感じだが、警察のらちのあかない捜査に業を煮やした、誘拐された少女の母親が、義理の妹の勧めで占いに頼る。どの占い師も、少女はすでに亡くなっていると占う中で、唯一「まだ生きている。コン警官(キム・ユンソクさん)の運勢と相まって救い出せる。」と占ったキム導師。(ユ・ヘジンさん)

 この、占いを頼った少女の母親が、夫(地元の有力者)を動かし、管轄外の警官、コン警官を捜査に引き込む。コン警官は優秀だが、汚い手口で手柄を横取りされて、左遷させられていた。最初は、占いなどでよその事件に巻き込まれ、それで失敗したら…と嫌がるコン警官だったが、誘拐された少女が長男の友だちだったり、憔悴した少女の母親に同情したりで、結局力を貸すことに。キム導師も占いを馬鹿にされながらも信念を貫き、コン警官に協力する。

 途中、手柄欲しさの卑劣な同僚たちの妨害にあい、捜査から手を引くように言われたりもするが、自分の息子でも手を引くのか…という言葉や、キム導師の真っ直ぐな信念に心を動かされ、犯人からの再三の要求に手を焼き、もう極秘捜査はやめて明日公開捜査に切り替えるという捜査本部の判断を無視して、最後の犯人の要求に対してキム導師と少しの協力者と共に、キム導師の見たイメージを信じて、共に捜査を続ける。

 結局、犯人を逮捕するが、コン警官は同僚に、キム導師は師匠に手柄を横取りされてしまう。が、ふたりとも、抵抗せず、手柄を渡す。そんなこんなで、コン警官とキム導師は家族ぐるみで付き合う仲になるが、この時、キム導師がコン警官の手相をみて「あなたは、強力な運を持っている。2年後に大きな事件を解決し出世する。6年後に警視、その6年後に警視正さらに、警視長にまでなる」と占う。

 この時の誘拐事件で、キム導師は「共犯がいる」と占っていたが、犯人は1人だった。しかし、2年後、この少女はまた誘拐される。(やはり共犯がいた?)、コン警官とキム導師のタッグで4日で解決。その後コン警官は、ずっと現場で、占い通りに出世していったという。

 実話なのでびっくりびっくりへぇ~としか言いようがない。占いって…へぇ~。このキム導師は、その後韓国のオモニやアジュンマ、財閥の方とか(笑)に、かなり頼られたのでは?

 今回のユ・ヘジンさんは、まじめで頭が良くて誠実な役。サイコパスをやらせたらそう見えるしチュー 殺し屋と言われれば、ま、そうも見えるし(笑)、が、今回のような誠実な庶民的な父親であり、変わった能力を持つ不器用な役は、ほんとに似合う。映画スター「ミスターユ!」を堪能〜。