(本09)緑雨警語 | さようなら、子宮 の備忘メモ

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44歳、都内一人暮らし。最大41mmの筋腫で全摘出を決めました

 

斎藤緑雨の『緑雨警語』

 

この人がいなけりゃ、一葉に出会えなかった。

 

森まゆみさんが『一葉の四季』に、こう書く。

「渋好みの冷酷非道な、得体のしれない男。

 得てして女はこうした男に魅かれやすい」

 

うん。

 

鴎外の5つ下、漱石、露伴と同い年。

いやー、どんな人だったんだろう。毒舌キャラ。

 

 

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◯われの女に望む所、甚だ多からず。

 夫の不在(るす)に持逃を為すの勇気ありて、

 而(しか)して之(これ)を為さざる者。

 

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緑雨に言わせれば、結婚は、

男の側からすると「巻き添え」で、

女の側からすると「生け捕り」らしい。