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稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、YouTuberコラボで見せた不動のスター性とこれからの課題 - Real Sound|リアルサウンド

 

 

 

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA※以下、『ななにー』)の#14が2月25日に放送され、「YouTubeで720万再生を目指そう」企画の結果発表が行われた。

 

 “ひろゆき”こと西村博之によって提案された“10組の人気YouTuberとコラボして1カ月で再生回数720万回”を目指すという同企画。1月14日に10本のコラボ動画が一斉配信されると、瞬く間に大きな話題に。公開から3週目となる今回の収録日に再生回数をチェックすることになった。

 

見事720万再生を達成! 見せつけた国民的スターの威力

 気になる結果は、10本合わせて936万再生と、目標だった720万を大幅に上回る数字を記録。EXITの兼近大樹が、自身でYouTubeチャンネルを運営しながら「バラエティ企画では100万再生を達成するのも難しい」と実感しているなかで、「さすが」と言わしめる展開となった。

 

 今回の企画であらためて感じたのは、3人の“楽しむ能力”の高さだ。たとえば、バラエティ的な無茶振りをする番組スタッフにピリッとした緊張感のある態度を見せる稲垣と、ぐいぐいと距離を縮めてくるアレンジグルメ系YouTuber・よぉちゃんとのコラボに「大丈夫だろうか」と内心ヒヤヒヤしていた『ななにー』ファミリーたち。

 

 

 

 

 

 しかし、稲垣は「なんか不思議と垣根を超えてくる」と、意外にもまんざらでもなさそうな表情を浮かべる。さらに「結構、彼、シャイでしょ。実は」と、よぉちゃんの本当の性格を瞬時に見抜いたようで、「そこの彼の心根がわかったから」と余裕の笑みまで。短いコラボ撮影の時間にもかかわらず、プライベートの話までしていたという稲垣に「めっちゃ打ち解けてる!」と、みちょぱ(池田美優)も驚きを隠せない。

 

また、自由なキャラクターで人気のモッパン系YouTuber・カノックスターに対しても「(カメラが)回ってなかったら無視」なんて言いながらも、最後は「楽しかったよ」と優しいまなざしを向ける稲垣。まったく遠慮のないカノックスターとのコラボ動画は、コメント欄にさまざまな意見も飛び交ったというが、香取も「僕は嫌な気分にひとつもなってないよ。すごい楽しかった」と笑い、次は草彅と「1対1で」という話も飛び出した。

 

 

 

 

 

そんな彼らの器の大きさが伝わったのか、カノックスターとのコラボ動画は公開24時間で100万再生を突破する勢いを見せ、公開3週間で339万再生と今回の企画で最高の数字を叩き出した。スターのオーラを醸し出しながらも、初対面でも壁を感じさせないところこそ、「国民的」と言われる所以ではないだろうか。

 

アウェイな場から可能性を広げていく、吸収力の高さ

 YouTuberたちのペースで進められたというそれぞれの撮影現場は、テレビの世界でキャリアを重ねてきた3人にとっては“アウェイ”な状況だったという振り返りも。しかし、そうした不慣れな環境であったとしても、相手をリスペクトし、好きになる余裕を持つことができるのが、彼らのエンターテインメントの根底にある。

 

 

 

 

 

 草彅がピアノ系YouTuberのハラミちゃんとコラボしたストリートライブ動画についても、リハーサルなしの一発勝負だったそう。「でも、それがセッションって感じでさ!」「なんか音楽っていいなって、ハラミちゃんから教えてもらった」「間違えても何しようがハラミちゃんが包みこんでくれた」と笑顔で舞台裏を語る草彅。

 

 

 

 

 

 

 さらには、草彅がコラボしたQuizKnockがスタジオに登場すると、香取が「クイズを初めて面白いと思った!」と目を輝かせる一幕も。かつて食事会中に番組スタッフ300人の顔と名前を暗記してみせたという実績を持つ香取。その抜群の暗記力にQuizKnock側も「絶対(クイズの)才能がある」と絶賛してみせる。草彅もまた瞬時に頭に知識を詰め込むことができるタイプということで、“しんつよ”のクイズセンスにスポットライトが当たる形となった。もちろん、香取曰く暗記するのは「すごく疲れる」というが、それでもクイズ対決を「楽しい!」と満喫している様子を見ると、今度は香取の「クイズ王への挑戦」コラボも見てみたいものだ。

 

 

 

 

 

新たな課題も? 次回は小学生の心を掴むコラボ動画でリベンジか

 動画の大半が好調だったのに対して、草彅が学校あるある系YouTuber・ほーみーずとコラボしたコント動画が、まさかの8万再生という寂しい数字に終わったのもリアルな結果だった。なぜこのような結果になったのかと分析したところ、彼らのチャンネルはメイン視聴者層が小学生であることがひとつの要因なのではないかということに。コメント欄にも「ママが好きな人だ」といった書き込みが多くあったようで、小学生たちにはダイレクトに草彅の魅力が伝わりきっていないのではないか、というのだ。

 

 

 

 

 

 

 当の草彅としては、「やっぱ俺っておもしろいな」とアドリブで返したセリフにも手応えが十分あったようで、『ななにー』ファミリーに向かって「みんな観てくれたら結構おもしろいと思うよ」と言ってのけるほど。そんな自信を持つことができるほどやりきったにもかかわらず、数字が伸び悩んだということから、香取が「マジで小学生に響かなかったんだね」というツッコミも。すると、稲垣の口からは「小学生に知られたいよね」と前向きなコメントが飛び出した。

 

 2019年8月の『ななにー』では、夏休み“お手伝い”企画と称して、全国の子どもたちと釣りや虫捕り、流しそうめんなどを楽しむ姿が届けられたことがあった。今後『ななにー』内の企画やYouTubeコラボなどを通じて、さらに3人が子どもたちから親しまれる存在になってほしいという期待が高まる。

 

 「またやりたいね。やりましょう、ぜひ!」と、人気YouTuberとのコラボ動画を楽しみ、そしてしっかりと結果を出した3人。彼らの能力を再確認するのと同時に、まだまだ未開拓な視聴者層とつながっていくのもまた楽しみになった。

 

佐藤結衣