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笠置シヅ子とコンビ、服部良一の幻の「神戸ブギ」直筆楽譜見つかる…「東京ブギウギ」前年の作品 (msn.com)

 

 

 

服部良一直筆の「神戸ブギ」の楽譜(大阪市北区で)

 

 

 

 NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のモデルとなった笠置シヅ子とコンビで多くのヒット曲を生んだ作曲家、服部良一(1907~93年)の幻の作品「神戸ブギ」の直筆楽譜が見つかった。「東京ブギウギ」(47年)の前年に作られており、大ヒット曲の萌芽(ほうが)が見て取れる。3月9日まで、大阪大学中之島芸術センター(大阪市北区)の企画展で一般公開されている。(今岡竜弥)

 

 神戸ブギは、服部の作品目録に記載されているが、音源や楽譜は確認されていなかった。昨年夏、服部の遺品の中から楽譜や原稿用紙に書かれた歌詞が見つかった。

 

 服部は「ブギ」と付く作品を多く残しており、その最初期のものとみられる。サックスやトランペット、ピアノなど当時の標準的なビッグバンド編成で、作詞は服部のペンネーム「村雨まさを」、歌手として笠置の名が記されている。

 

歌詞では<神戸絵に書きゃ扇の港 舞子 須磨浦 一人デ行ケバ カヨウ千鳥ガ カナシク歌ウ(中略)サアサ歌オヨ 神戸ブギウギ>などと港町の情景が織り込まれている。お蔵入りした理由は不明だが、笠置の妊娠で、録音できなかった可能性もある。

 

 戦前から戦後の大衆音楽に詳しい輪島裕介・大阪大教授によると、旋律や和声などは当時の流行歌の域を出ていないものの、ブギの特徴的な音型が取り入れられているという。輪島教授は「後半では東京ブギウギと共通する2拍3連のリズムが強調されており、曲作りの過程を探る貴重な資料」と評価している。

 

 企画展「服部良一と笠置シヅ子 花開く大阪音曲」で展示(入場無料、月曜・祝日休館)。問い合わせは同センター事務局(06・6444・2139)。