セルフ治療について | Goukkunのブログ

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また、実際の患者様のお悩みの実例です。



「マントル細胞リンパ腫」です。

リンパ腫全体の23%珍しく、治療法も確定していなく、研究治療の段階です。
強い抗がん剤治療をすることに不安を覚え、ネットや書籍で色々な情報を調べ、そんな中、それぞれの先生の見解では、抗がん剤治療はするな、という書籍や、手術はするな等の意見がある一方、悪性リンパ腫や白血病、一部の固形がんにおいては化学療法が有効だといわれています。…………………………………..

現在、ニンジンを中心とした、食事療法を、一生懸命しております。水素入浴剤を使用しています。ストレッチ、つぼ押し、気の体操なども行い、なるべくゆったりと過ごすようにしています。

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病院では、「Hyper-CVAD/MA」化学療法がまず妥当な選択肢のようです。
主治医の先生は進行しないうちに叩いたほうが良いと言われます。
リンパ腫の標準治療は強い抗がん剤の使用が標準のようですが、正常な細胞へ
の固形がんの誘発など、副作用が心配です。
抗がん剤治療を受けたほうが良いのか、標準治療なしで、セルフ治療で治すべきなのか
を迷っています。
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解答の一部


癌の治療は、模範試合でなく、命を懸けた戦争であり、何でもありです。真剣
を抜いた戦いだということを再確認お願い申し上げます。(つまり、副作用をも、
覚悟の上、生き抜くことをやり抜くことだと思います。)
・また、セルフ治療とは、最終的には、だれにも頼らず、自分で決め、自分で
治すことに、自分で責任を持つということだと思います。
・癌を治すということは、自分で運命を変え、切り開くということです。簡単ではありません。

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・本に書いてあるのは、事実の一部です。しかし、本当はいろいろ、紆余曲折を経て、悩みぬいているのです。

そのひとつに、①基本となる底には、食事療法

②癌となった悩み、ストレスの原因を追求し、それから遠ざかる。(①②は細胞外環境を変える元とな
ります。 )

③もぐら叩きをする治療手段を多く持つ。(理解し使う心構えを持つ。)という三点につきると思います。

③については、
・昔ながらの細胞の核に働き、分裂を抑制する。
・細胞の表面(CD20)に引っ付き免疫で癌細胞を殺す。(抗体療法)
・細胞の表面に引っ付いてその癌細胞だけに放射能(γ―線)を当てる。(セバリン療法)…等の方法があります。
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私の場合も、CHOP 療法→食事療法(ゲルソン療法)
他人リンパ球移入(移入~移入前に抗がん剤ワンショット等…これは今から考えれば、免疫抑制細胞を減らす作用の為、使用)
・当時、リツキサンが日本にないため、アメリカから、直接個人輸入。等を次々とやっております。

つまり、食事療法だけでなく、命を懸けて自己治療をしております。

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<マントルリンパ腫について>
・まず、マルト(MALT)リンパ腫とは、違うことをご理解ください。(リンパ節の胚の真ん中周辺から出るのが、マントルリンパ腫、その外周辺および外がMALTリンパ腫。少し違います。)


<マントルリンパ腫の治療について>
①まず、マントルリンパ腫の表面抗原についてCD20dim(少しCD20 が、少なめだが、+という意味)CD5,CD10、…等あります。(→基本的にB細胞リンパ腫ということです。T細胞、NK細胞リンパ腫との治療法が異なります。)
CD20 の表面抗原量は、リツキサン(現在は、もっと、効果的な、GA101 抗体が治験が終わり、もうすぐ保険適応となります。)。

セバリン(リツキサンの尾っぽに放射源をつけたもの)が使えるか、どうかの要となります。まず、十分、癌細胞表面にCD20 があるかどうか、ご確認ください。


②化学療法について、
(a.)通常、マントルリンパ腫に使う一般的な、HyperC-VAD もCHOP も基本的には、使う薬に大差ありません。(量と投与方法に少し、違いはあります。)
これに、Hyper-CVAD/MA のMAが加わりますので、大変しんどいのは、事実です。(また、(C-VAD)におけるドキソルビンや、(CHOP 療法)における
アドリアマイシンは6 回以上使わない方が、心毒性がでにくいです。ご注意ください。

他に、
(b.)R(リツキサン)+フルダラビン(注射薬以外、経口薬もあります。)
(c.)R+フルダラビン+サイクロフォスファマイド(エンドキサン)+メトキ
サイクロン
(d.)ベンダムスチン+リツキサン(特に再発に非常に有効)(最初に使う手も
あり得ます。良く効きます。)
(e)セバリン投与(マントルリンパ腫は末血、骨髄に出現してくる可能性が大きいので、移植はしにくいが、今のうちにセバリン投与するのも一手です。(骨
髄に癌があれば、セバリンは投与できません。)

私的には、まず、(a)で叩き、(b)で時々、維持療法をする。
(a)で叩き、(c)をする。
(d)→(e)をする。
(e)をする。……… のうち、どれかをします。貴君の症状が詳しくわかりませんので、詳しくは断定できません。

<化学療法について>
・固形がんと異なり、細胞やリンパ腫の多くは、癌細胞が全部同じ性質をもつ
ものが多く、化学療法は、効きやすい。(固形がんはバラバラだから、効かない。)

・単純に、化学療法は、副作用で免疫を下げる場合だけでなく、上げる場合もあります。(免疫抑制をする免疫抑制細胞を抑制するため)例えば、サイクロフォスファマイド(エンドキサン)、タキソテール等、多くがあります。........................................要は、使いようです。

<使い方> (以下参照)
ここで、代替療法と標準療法との関連について、考えますと両者とも完全否定するのではなく、柔軟に考え、良いとこ取りの治療をするのが患者さんにとって、一番良いのではないかと思うのです。

(図 15) の様に全く免疫力で治す場合、いったん下がった免疫が上がるのに、通常は、点線の様に頑張っても、すぐには、戻りません。...........


その前に、癌の実勢勢力は、実線のように急速に、増加してゆきます。
そのためには、一度は、癌の増加を叩く必要もあり得えます。

(このブログの2013-08-09 21:03:10 テーマ: Ⅲ、再び標準治療について -良いとこ取りが、ベストをご参照ください)。


もちろんこの時に、一番強く叩く必要があります。
しかし、これに対して、リバウンド(いったん癌が減ってもその反動として前より強く増加する)が、必ず起こると考えた方が、無難です。この時、免疫力が、癌の勢力より上回り、治っていくことも、考えられます。


しかし、まだ再発の可能性がある場合、第2、第3の攻撃的治療をして、免疫が上がる、時間稼ぎをする必要が出てくる場合も多くあります。(図-17)

もちろん、自分の回復力だけで治すことも代替療法だけでも治すことはできると私は思います。

激しい精神的変化と環境の変化とその継続が、それだけで、癌の増殖を上回る人も確かにおられますが
(図 18)、
しかしそれには、通常の場合、それぐらい強い身体の変化を起こす様なそのテク
ニック、方法を知ることや強い劇的な気づきが必要です。その気づきをする時間
稼ぎを要すると思います。

............................................................私も色々ありましたが結局、自分の運命を変えるほど
の変化には最終的に十年以上を要しているのです。

<他に>
生き方を変える。仕事を辞める等、思い切った環境の変化が必要です。今まで
の経過。周りのことを、もう一度、振り返って頂ければ、幸いです。