免疫とバランス:神の領域 | Goukkunのブログ

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恐れていたことが、現実になりつつあります。....................................................


このブログ ”2013年11月04の、”患者側の知るべきPDL! 抗体(免疫抑制性細胞)” ”で書きました、事が起こりつつあります。 

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2014年、新しいコンセプトの抗がん剤のニボルマブ(商品名オプジーボ®点滴静注):抗PD1抗体のことです。画期的な「がん免疫療法」として、登場。

この薬は、なぜ、癌が治りにくいかを証明し、その解決策の一助となり得る薬なのです。ニコニコ

 この薬の意味するところは、免疫は、強くすればするほど、癌は治る。...................のではなく、実際の生体では、免疫には、アクセルとブレーキの両面の役目をするものがあり、この微妙なさじ加減で生体は、成り立っている。

(免疫を強くするアクセルだけでは、だめで、ブレーキの免疫抑制解除が、癌を治す引き金であるという事。 つまり、 癌が治らないのは、癌ではなく、あなた自身の体が、癌を治さないようにと免疫抑制に働き、癌を治さないように自分で自分を導いていくこともあり得る ! )という事実です。

    考えてみれば、アクセルとブレーキがあり、調節が行われているという事は、当たり前のことです。

 しかし、実際薬として使用すると、話は別となります。実際に、人体の、触れてはならない?神秘の世界に足を踏み入れることになるのですから。...................

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この前、抗PDL抗体オブジーボの副作用で、重症筋無力症が起こった、など色々な副作用で、訴訟や、厚生省の危険副作用の説明書書き込みの通達でもニュースになったほどです。考えてみれば、ブレーキを外せば暴走する可能性はなんにでもあります。(ただ、海外では、すでに、抗PDL1抗体、抗CTLA4抗体、等別のブレーキを同時ブロックする試みもされています。ブレーキは、たくさんの種類があります)

 問題は、この薬を、通常の風邪薬と同様に、単に副作用でーす、で済まそうとする風潮です。

人の臓器移植のときは、さんざん賛否両論を10年近くやったのに、評論家先生方は、この薬に対しては、何も言っておられなかったことです。このオブジーボをはじめ、これから、チャレンジすることは、移植、拒絶反応などを超える、すごく、人体の根幹を見つめなおす薬なのです。(ある意味、移植等よりもっと根幹な問題です。)もっと、つよく、投与する側も、される側も、これらを熟知して、命を懸けてチャレンジしてゆかないと.......と強く思います。

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どうも、日本では、風邪薬でチャチャット治す。という薬の概念が支配しすぎ、本当の意味が、分からなくなっているのでは?.....................................と危惧します。

この素晴らしい、成果、薬が、目の前の副作用だけの為に、潰されないように願うばかりです。

PS:


1)今は、オーシャンブリッジ高山のブログ を見ています。