こうやって
一緒に歩きながら他愛もない話に
付き合ってくれるのはあと何年かな。
草食系男子にはなってほしくないから
まぁほどほどにかな・・・
ぶつくさ言いながら
息子とのお散歩会話。
まぁその時は裏の公立中でもいいじゃない?
お母さんは中学公立だったよ。
何が一番いいかって、近所のお友達と毎日
遊べること!
自転車でね、よくお友達の家に行ってたよ。
高校は私立だったけどね。
勉強した?
勉強ね~
お母さんの学校は渋谷を通って行ったから
遊びに夢中になっちゃってね。
勉強しなかったよ。
あ~渋谷ね
○○ちゃんも言ってた
受かったら
Aちゃんと一緒に渋谷通って学校行くんだ
って。
あ~ダメダメ!
渋谷は絶対にダメ!
特に女の子はダメ。
まぁ中学生は校則が厳しいから
そもそも寄り道できないと思うけど
危険。
なんで?
だってさ
お友達とちょっと学校帰りにプリクラ、
じゃなくてお茶してく?
ってなるでしょう。
そうすると
ちょっとコスメでも見ていく?ってなるでしょう。
コスメって?
100円ショップ?
ん~いわゆるリップクリームみたいなの
色付きのね。
可愛いお店がたっくさんあるのよ〜
それでCDショップなんか寄ったらもう終わりよ。
家に着くころは真っ暗。
するとどうなる?
勉強する時間がなくなる。
でしょう?そんなんでテスト受けてみなよ
全く点数とれなくて、落ちこぼれよ。
わからないままどんどん進んでいく
するともういいやって諦めてしまって・・
お母さんみたいになりたくないでしょう。
え〜それはやだな。
だから○○も頑張ってさ
この間見たでしょ?
学校見学でみんな勉強頑張っててさ
キラッキラッしてたじゃない?
お兄さん、お姉さんたち
きっと充実した学校生活送ってるんだよ。
〇〇もあの制服着てさ、背が高くなってるん
じゃないのぉ〜
いいなぁ〜青春時代突入じゃない!
まあね
お母さんも青春したの?
青春したよ!
高校は女子高だったから
外で青春したよ。
そこでパパと出逢ったんだよ
・・・って言いそうになってやめた。
なんか美談にしたくなかった。
息子はまだまだ純粋だから
いつかその時のわたし達と
同じ年齢になった時に
納戸の奥の奥の段ボールに入っている
古いアルバムを取り出して
見せてみようかな。
その時の息子の反応が楽しみでもある。
母さんキモっ!
ヤバっなんで顔黒いわけ?
え~これパパ?
・・・・
続きます