激動に時代をどう生きたら良いかを考える。

激動に時代をどう生きたら良いかを考える。

今は激動に時代です。この激動の時代はどうゆう時代であり、これからどうなっていくか?
そしてこの激動に時代をどのように活きるべきか?

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『混乱と試練の時代』-(5)- 先鋭化する中国の野望 (下)

 

安倍総理が病気を理由に辞任を表明してから、次の総理が菅氏で決まりとなってきましたが、その間にも国際情勢は刻々と変化しつづけています。

コロナ禍が終息するに至っておらず、先の見えない状況がまだ依然として進んでいます。同時に経済的な復興についても、はっきりしためどが立っていないばかりか、さらに戦後最悪の状況になりそうです。これは必ずしも日本ばかりでなく世界的な危機現象になりつつあります。

 

ところで中国共産党政権は中華民国(台湾政府)との戦争に勝ち1941年に成立しました。そして9月3日を『抗日戦戦争勝利記念日』と称しています。先日の9月3日に習近平主席も出席して75周年の記念式典を行いました。

しかしよく考えてみれば、日本は1945年当時中国共産党政府とは戦争状態になく戦争の相手は中華民国でした。

日本が1945年にアメリカを中心とする連合国に敗れて終戦後、毛沢東率いる中国共産党が蒋介石率いる国民党軍に勝利し、国民党軍は台湾に逃れ、1949年に10月に中華人民共和国として成立しました。

共産中国は初めから選挙で選ばれて成立した政府でありません。それは紛れもなく武力で奪い取った勢力なのです。

また共産党は下層階級の味方といった、もっともらしい綱領を宣伝していますが、武力による革命を正当化し世界制覇を目指す中世のモンゴルのチンギスハーン政権と何ら変わらない組織というべきです。

 

建国から70余年中国が経済的革新するにつれて、中国共産党も巨大な官僚支配機構と変化していきました。共産党の幹部は、特権階級で、アメリカとかイギリスに自分の子弟を留学させ、外国の銀行に巨額の金を預金しています。いざというときは逃亡できるように、中国以外のパスポートを取得し所有している幹部共産党幹部もいるという話です。

古今東西どんな国の官僚組織も巨大化し年数を経るにつれて、初期の志はなくなり国や人民のためよりは権力や自分の出世のためのみに、働くという力学が働き、だんだん組織を腐らせていき方向に向かうのは歴史的必然です。

特に中国では、議会も野党もなく、官僚機構、マスコミ、裁判所、警察の上に共産党があるためチェック機能が全く働かない構造になっています。今の中国共産党は、私腹を肥やし、人民を抑圧するための権力機構になってしまっているといっても過言はありません。

権力を握っている共産党や共産党指導部の批判でもしようものなら、すぐに拘束され逮捕されてしまいます。

習近平政権になってから、監視体制が一段と強化され、国全体に監視カメラやSNSを監視するためにAIのシステムを使って、反共産党的な投稿をチェックしています。

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昔から、共産党が支配する独裁国家がとった方法として密告制度がありました。密告によって逮捕されしまうことは日常的に起こっていました。 たとえ妻や親兄弟でも共産党や指導者の批判をしていた会話を公安に密告し夫や親兄弟を葬り去ってしまうということがあったのです。これは実に恐ろしい共産社会の隠された暗黒の現実でした。

3月~4月ごろの話になりますが、マスクの品不足が社会問題になりました。コロナ禍が中国の武漢から始まりましたが、その当時世界中のマスクの生産の50%は中国で生産されていました。

しかし中国は日本や他の諸国のマスク不測の現状を見て、中国は武漢で始まった新型コロナウィルスの存在が明らかになったとき、一旦輸出したマスクや消毒用アルコールの買い占めに走りました。そして品不足になってきたときに値段を釣り上げて販売したのです。こともあろうに、そのマスクは十分に検品されていない不良品も多く含まれていました。

自分で武漢から新型コロナ感染症を広めておいて、医療品を売って儲けることを平気でやったのです。そして各国の弱みに付け込んで恩を売るマスク外交を盛んに展開しました。

 

これを見てそれまで寛容だったアジアやヨーロッパ諸国も一斉に中国に不信感を持ちました。 各国がサプライチェーンから中国を除外する動きが急速に広まってきたのです。結果的に不良品や粗悪品のマスクを輸出販売しようとした中国は信用を落とす結果となってしまいました。

今、感染拡大が落ち着きを見せてはいるものの、新型コロナウィルス用のワクチンの製造が世界各国で開発製造されつつあります。

またこの新型コロナウィルスは、誰かが開発したウィルス生物兵器ではないかという噂は、根強く存在し、完全に払拭されたわけではありません。もしそうだとすれば、この誰かという開発者は中国であろうということは、地理的に判断して中国であろうということは容易に想像できることです。

人間を狙った生物兵器としてウィルスとは全く別に、敵国のコンピューターシステムを狙った兵器としてのコンピューターウィルスの研究開発も中国や北朝鮮のような共産国では進んでいるようで、この点についても目が離せない状況です。

 

*「混乱と試練の時代」は、また随時に投稿していきます。