主菓子:亥の子餅
お仕覆:法隆寺獅子狩門錦
茶杓:象牙の利久形
炉開きには欠かせない「亥の子餅」、
一足早くいつもの和菓子屋さんが持って
来てくださった、とのこと。
亥の子餅は
平安時代の宮中儀式から続く歴史あるお菓子で、
旧暦の亥の月(現在の11月)の最初の亥の日
・亥の刻に食べると無病息災や子孫繁栄が
叶うとされてきたそうです。
茶道で亥の子餅を食べる所以も調べてみました!
「亥」は中国の陰陽五行説で水の性質をもつ
ことから、火を防ぐと考えられ、お茶席では亥
の日に炉開きやこたつ開きをする風習ができた
とされています。
そのため、この時期のお茶の席では火事に
ならないよう願いを込めて「亥の子餅」を
食べる習慣が始まったそう。
季節の和菓子は、そういう昔ながらの
言い伝えなどを
今の私たちに教えてくれてるんですね
さて、肝心のお稽古
実はこの一週間、朝
自宅キッチンにあるもので
一人唐物の稽古をしておりました
実際にお茶を点てることはしなかったのですが、
襖を開けて入室するところから
点前の所作、拝見等々一通りの流れをお稽古して
いました
静かな時間、「今」に集中できて
やり続けたことは、昨日のお稽古に現れていたようです
最後、唐物茶入れ、茶杓、仕覆を置き
お辞儀をしたところで
先生の大きな拍手が聞こえて来ました!
「良くお稽古出来ました!
緊張のあるピーンと張り詰めた空気感があって
良かった
良くお稽古しましたね!
嬉しい
ありがとう」と
思わぬ拍手とお褒めの言葉にびっくり
一人朝稽古していたことは、口に出さずとも
わかる人には伝わるんだ!
凄い先生だ
先週、先々週から
自分の出来無さにうんざりして
とにかく一人稽古やってみての結果!
この歳になって
私の成長を見守ってきださる先生が
おられることに感謝