私の履歴書
未来の自分のために

大学4回生の夏休みの
初めての海外旅行、初めてのヨーロッパ。
大学でスペイン語を専攻していたこともあり、
スペインへは絶対行きたかった!
前回の話
当時、個人旅行する人は多くなくて
大概ツアーに参加して行ってましたね
8ヵ国を周遊しましたが、まず
スペインから旅がスタート。
マドリードの市内観光、トレドへの
日帰り観光のあと
少しフリータイムがあったんです。
そのフリータイムでの街歩きが
私の未来を決めるものとなりました。
友人と2人で
マドリードのメインストリート、
Gran Via通りを歩いていると
ヨーロッパ建築様式の建物が並ぶ一角に
Loewe というお店があった
私はブランド物に関心がなかったけど、
友人は元々ブランド好きで
そのロエベというブランドを知っていて、
2人で入店。
当時、お店の内装も重厚感あり過ぎて
カジュアルな格好した若者(私達)には
不釣り合いで場違いのような気がした記憶が
あります
広い空間の中、区切られた棚に一つだけ
ディスプレイされたバッグ、
テーブルに置かれているスカーフが
博物館の展示物のように見え、
なんて美しい製品!と感動
商品ではなく作品に見えた。
その中で一つ、「欲しい!」と思った
バッグがありました。
小さなポシェットだったけど、
値段を見ると4万円‼︎
学生の貧乏旅行で、しかも
スタートしたばかりのタイミングで
いきなり4万円の出費は…
美術品のように、大きな空間の棚に一つ
ポツンと置かれたLOEWE のバッグ。
その時買えなかった、切ない感情とともに
そのシーンは、
私の心に残り続けることになりました。
高価だったけど、十分に価値を感じました
そのあと、行ったフランス、イタリアで
ブランド好きの友人と一緒に
ブランドのブティックをハシゴしましたが…
スペインのロエベブティックで見た商品が
忘れられませんでした
あー、あのバッグ
良かった!
欲しかった!
と。
その後、どの有名ブランドの店に入っても
最初に訪れたロエベブティックと比較して
しまい、ロエベへの想いがどんどん増すばかり
でした
手に入れられなかったから
余計に想いが大きくなっていったんでしょうね