1992年、当時付き合っていたウチの人が
大阪城ホールで開催されたボクシングの試合に誘ってくれました。
『WBC世界バンダム級チャンピオン
“ラバナレス” VS 挑戦者“辰吉丈一郎”』
のタイトル戦
メキシコ人ボクサーの試合観戦は
初めてではなかったので、
その日も軽い気持ちで出掛けて行きました。
ウチの人が向かったのは、大阪城ホール
ではなく会場近くにあるホテルニューオータニ
大阪でした。
??と思いながら、ロビーにいると
宿泊していたラバナレスのチームメンバーから
スイートルーム上がってくるように連絡があり
部屋番号を告げられました。
そしてなんと!
チャンピオン・ラバナレスの宿泊している部屋に
普通に入ってしまったのでした。
大きなスイートルームには、
これから支度をするラバナレス、
トレーナー、マネージャー、ドクターなど
何人もの人がいたのを覚えています。
女性は誰もいない![]()
私はここに居てもいいのだろうか?と
自分の居場所を見付けようとしたけど
見つからない![]()
そこはもうスペイン語しか聞こえてこない
メキシコ人たちの世界。
自分が此処にいることが、
不思議な感じでした。
ラバナレスは音楽をかけて、
1人で踊っていました♪
周りのチームメンバーを見ても
誰一人ピリピリしている人はいなかった![]()
リラックスして雑談している。
通常の平常心でそこにいる、という感じ。
こらから始まるタイトルマッチの緊張感が
まったく感じられなかった![]()
これはメキシコ人の性質からきているのか![]()
こらから対戦する相手国の人を
プライベートルームに
上げるなんてあり得ないな~、
とメキシコ人の懐の深さを感じたし、
私を対戦国側の人ではなくサポーター側の
人間として見てくれているのも嬉しかった![]()
そしてラバナレスは私にベッドの上に
置いてあったチャンピオンベルトを
持たせてくれた。
優しい・・・![]()
そのうち、試合の時間が近づいていき
着替えが始まりました。
私は出ていくようにとも言われず、
ずっと皆と一緒にいました。
そう…、彼がリングに上がるまで。
次回に続きます…![]()
大阪城公園を散歩(向かって右)
お土産を買う“ラバナレス”
(たこ焼きを食べた⁉︎)


