名前もわからないけど、
忘れなれないメキシコ人女性がいます。
今から、20年以上前の話。
初めてのメキシコ行きJALの直行便
まず成田からバンクーバー(カナダ)経由で
メキシコシティーに到着して、
その足で、メキシコシティーから
ユカタン州メリダ行きの航空券を買い求め
乗り継ぎをしました。
初めてのメキシコ旅行で、
飛行機から降りて地に足を付けたとき、
凄く嬉しく…
何故か懐かしい気持ちでした
初めてのメキシコ旅は、
結婚前のウチの人(メキシコ人)と
当時85歳だった私の祖母の3人。
そして、メリダ行きの国内便に搭乗し
いよいよ離陸の時、
フライトアテンダントの女性が
「レーディース&ジェントルマン~」と
マイクで挨拶。
スペイン語、英語、フランス語・・・と
数カ国の言語で話し始めて、
最後に、
なんと!
なんと!
『ゴトウジョウ、アリガトウゴザイマス』と
日本が聞こえてきた!
その便には、日本人は私と祖母の二人だけ。
たった二人のために、
日本語でも挨拶をしてくれたのです
温かく、メキシコに迎え入れてもらった
気持ちになり本当に嬉しかった
その後、その女性が
機内サービスで近くに来られたとき、
「日本語が上手いですね。
どこで勉強されたのですか?』と
聞いてみたら
『メキシコシティで』と言われました。
彼女から私は
プロフェッショナルな姿勢と
相手の言語に合わせて話すことが
どれだけ相手を喜ばせるか、と
いうことを学びました
その後、11回
メキシコ、メリダ行きに乗っていますが
後にも先にも日本語で挨拶されたのは
その時だけです。
なので余計に
あの時の感動は忘れられません
メキシコ人の印象が
大らか、陽気、楽天的にプラスして
勤勉という言葉が加わった瞬間でも
ありました
85歳の祖母も、よく一緒にメキシコまで
来てくれたなぁと思います