先日、おキミさんはいつものように

迎えにきてくれたデイサービスの車に

乗って出かけたのだが、

その日向こうで熱が37.1度あったようで、

今日は預かれないと連絡があったそうで

母が迎えに行った。

連れ戻されたおキミさんは、熱のせいで

食欲もなくて

さすがにしんどかったらしい。


前日から風邪気味だったおキミさんは、毎月の定期検診日で風邪薬をもらっていたそうな。

なのに、翌日(熱があるにもかかわらず)デイサービスに行くなんて。



デイサービスを一日お休みして、

その次の日はおかげさまでご飯も食べれて

元気になってくれていて

次のデイサービスに行く日を楽しみにしていた。


お出かけ好きのおキミさん、

最初は抵抗を感じていた様子だったけど

今はデイサービスをとても楽しみにしている

みたい。



昨年の今頃は、

『デイサービスに行ってみたら?』と

私たちが言っても、手を横に振りながら

「イヤわよ」ときっぱり言っていた。



昨年5月に体調を崩し入院、その後病院で

骨折し手術の後、退院してきてから

母の強い希望と私と妹の説得でデイサービスに

行くことをシブシブ了承したのだった。




もともと外出好きで話好きなおキミさんは

すっかり馴染んで、

今では向こうで人気者になっているらしい。

向こうでも最高齢者で、大事にしてもらい

(大事に優しくされていることに対し)

「恐れへっこむわ!(恐れ入る)などと言って回りを笑わせているとか。
 


昔から吉本新喜劇が大好きなおキミさんは、

お笑いが大好きで面白い言い回しで

私たちを笑わせてくれる。

 

最近は、痩せてシワシワになった腕を見せて、

「すぼりカボチャになってしもた」と嘆いている。

すぼりカボチャ?また新たな言葉を作っったか?

年をとるごとにボケるどころか、ますます頭は冴えてきているように思う。

こんな楽しいおキミさん、100才を超えても元気で長生きして欲しい。