夫の様子(2度目の手術なので色々慣れている模様)を見がてら入院先に近い映画館へ。

 

「正欲」を観てきた。

 

朝井リョウの原作は未読。

 

それぞれ生き辛さを抱えた、いわゆる「普通」とは違う複雑な心の持ち主たちと周囲との関わりを描いた作品。

 

観ているこちらの心がヒリヒリするような気がした。

 

多様性の容認ってことはよく見聞きするけれど、それはLJBTQの問題に限らずもっと深く人の心の奥に秘められているのだろう。

そして、それがそれぞれにとっての「正しい欲」ってことなのだろう。

重いテーマだ。

 

少し違うかもしれないが、私は若い頃、他人も自分も世間も許せなくて息苦しいなぁ、と感じることがあった。

歳を重ね、今では「まぁいいか」と緩く思うことが多くなり、呼吸するのが楽になった気がする。

 

過食や自傷も経験しているが、いつの間にかそれも癒えて「時薬」の効果を実感することもある。

 

本当に、人生って「まさか」の連続なのかもしれないなぁ。

生きていくのって、大変大変。

 

映画の中、小学校の授業でで金子みすゞの「みんな違ってみんないい」の詩を採り上げている場面があったけれど、あれはあんなふうにサラッと描くのとは違うのでは?

と、ちょっと思った。