父方の祖父は職業軍人で戦死しているので、もちろん会ったことがない(ちなみに母方の祖父は40代で病死)。

お墓参りや法事、あと実家の仏壇にはずっと遺影があったけれど、祖父に関する知識はその程度だった。

 

今回の実家売却の際に色々整理&処分をしていたら古い行李(95歳で亡くなった祖母の嫁入り道具だったらしい)の中から、その祖父の古いアルバムや日記、赴任地から母に宛てた手紙等が見つかった。

几帳面な父らしくきちんと整頓し保管したあった。

 

手紙(手書きの履歴書もあった)は和紙に毛筆。

その頃(大正〜昭和)の海軍勤務では必須だったらしい日記は父と同じように細かく几帳面な文字(ローマ字の文章も沢山あった)が並び、祖父の性格が偲ばれる気がした。

ちなみに日記はペン書き。

 

当時の祖父が何を思い、どんな最期だったのかは知る由もない(海に沈んだとのことで遺骨もないらしい)し、父は戦時中の話を敢えてあまり伝えようとしなかったらしいので、遠い存在だった祖父なのだが、彼がいなければ私の存在は無かったのだから、この年齢(今の私)になって少しだけだが亡き祖父に触れることができた気がした。

 

祖父は弓道を嗜んでいたらしく、使っていた古い竹製の弓は、だいぶ前に中高で弓道部員だった私の息子が譲り受けたのだが、今回整理した写真の中に弓を構える祖父の姿もあったので、今度息子に見せることにしよう。