さーて、お城に向かって出発だ。受け入れがたいような現実だけれど、そこは14歳の柔軟さ。せっかくのめったにない機会だもの、私たち3人はこの状況を楽しんでしまうことに決めた。だって中世だよ。お城だよ。本物の王様とお妃様、王子様と王女様に会えちゃうかもしれないではないの!

 馬車に乗るのなんてもちろん初体験の私たちは、もう緊張してガチガチになりながら、それでも否が応にも盛り上がる期待感にワクワクしながら座席に並んだ。