女子だけの日常では中学までの共学だった日々よりもひとりひとりの違いがより鮮明に見えた気がするが、あるいは単に年齢的なものだったのだろうか。個性豊かな面々が集った感じで「周りと違う自分」に神経をすり減らしながら成長してこざるを得なかった私にはなかなか住み心地のいい場所でホッとした。
決まり事の多そうな部活動には初めから興味が無く、早々に「帰宅部」を決め込んでいたのだが、ある日こういう人もいるのだという、善意を身にまとったような亜由美ちゃんに声をかけられる。「ねぇ、さくらこちゃんって部活やってないから時間あるよね? 私、教会の活動してて時々ボランティアなんかもやってるの。でね、今度の日曜日に福祉施設のスポーツ大会があるんだけど一緒に手伝ってくれないかなぁ?」
え、なんで私? っていうのがその時の感想。でもニコニコ私を見つめている亜由美ちゃんに惹き付けられるように「行ってみようかな。」と答えてしまった。そこでは大層喜ばれて「私でも役に立つことがあるのだ」と大げさに言うと生まれて初めての大きな充足感を覚えた気がした。以来私は時々そのような活動をするようになった。そして「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」といったことについての知識を持つようになり、自分にもその傾向があるのではないかと長年の疑問が解けたような思いがけない副産物もあった。
決まり事の多そうな部活動には初めから興味が無く、早々に「帰宅部」を決め込んでいたのだが、ある日こういう人もいるのだという、善意を身にまとったような亜由美ちゃんに声をかけられる。「ねぇ、さくらこちゃんって部活やってないから時間あるよね? 私、教会の活動してて時々ボランティアなんかもやってるの。でね、今度の日曜日に福祉施設のスポーツ大会があるんだけど一緒に手伝ってくれないかなぁ?」
え、なんで私? っていうのがその時の感想。でもニコニコ私を見つめている亜由美ちゃんに惹き付けられるように「行ってみようかな。」と答えてしまった。そこでは大層喜ばれて「私でも役に立つことがあるのだ」と大げさに言うと生まれて初めての大きな充足感を覚えた気がした。以来私は時々そのような活動をするようになった。そして「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」といったことについての知識を持つようになり、自分にもその傾向があるのではないかと長年の疑問が解けたような思いがけない副産物もあった。