新しいもの好きで、あまり物持ちのいい方ではないのだが(エコでなくてスミマセン)、結婚以来(あと2年でパール婚式)包丁は同じものを使っている。横須賀の三笠通りにある「菊秀」という刃物店で母と祖母が見立ててくれた牛刀と菜切りと出刃、それから花鋏(オマケ)である。
 大した料理の腕があるわけでもない24歳(今でも夫の方が料理好きかも)には高価過ぎる買い物のように思えたのだが、流石に老舗の逸品と今になって知る思いだ。
 ステンレス製やセラミック製の錆び知らずの包丁もあるが、研ぎ研ぎ(簡易研ぎ器でだが)使い続けている私のは鋼鉄製。しっかり「菊秀」の刻印が入っているのが嬉しい。

 三笠通りもそうなのだけれど、日本のあちこちにある地元密着のアーケード商店街というのは面白いよね。最近は大手スーパーの進出に押されがちで、シャッター商店街なんていう寂しい言葉も耳にするけど、旅先でも時間があれば歩いてみたくなる場所だ。それから地域のフィルムコミッションとの関係なのか、映画の中に登場している(たいてい気のイイオジさん・オバさんがいる)ことも多い気がする。アメリカでは「モール」って言っていた気がするけど、日本でも「○○モール」って呼んでいるところもあるよね。

 話は包丁のことに戻るが、出刃包丁の由来って「作った鍛冶やさんが出っ歯だった」ということらしい。「まんまじゃないか!」ってつっこみ入れたくなるようないわれである。