こんにちは
以前、呼吸法について書いたときには、ほとんど具体的な方法につい
ては言及しませんでしたが、今回はもう少し具体的な内容について書
いてみたいと思います。
私の実践している呼吸法は、基本的に逆腹式呼吸であるといいま
した。そして、この呼吸法は内臓マッサージ効果のある呼吸法で
あるとも書きました。
じっさいに内臓マッサージの効果を最大限に引き出すには呼吸に加
えて手足の動きを加える必要があるのですが、そこまで行くにはいく
つかの基本を学ぶ必要があるので、まずは第一段階からステップ
バイステップで解説させていただきます。
まず初めになぜ呼吸が人体に多大な影響力を持っているかを簡単に
説明させてもらいます。
呼吸とは酸素を吸入して二酸化炭素を排出する機能ですが、なぜ
人体は酸素を必要とするのでしょうか。
まず第一に呼吸しないと息苦しくなって5分程度で死に至ります。前回
5分でほとんどの人が死ぬといいましたが、なんと世界にはすごい人達
がいることを発見しました。
何とある海洋民族は5分以上も海の中で魚を取り続けることができる
のだそうです。日本の海女さんですら最長2分くらい、平均50秒くら
いの潜水時間であることを考えるとこれは本当にすごいと思います。
世界は本当に広いと、改めて感じました。まだまだ世界にはすごい
能力を持った人が隠れているのでしょうね。
ちょっと話がそれたので元に戻りますと、酸素というのは細胞内呼吸
いわゆるエネルギー生産には欠かせない存在なのです。
糖を分解して体内で使用できるエネルギーを生産するのに酸素が
使用されその過程で二酸化炭素が副産物としてできるということ
です。
有酸素運動をしてダイエットをしましょうとか、代謝をあげて脂肪を
燃焼しましょういうのは大体この細胞内呼吸率を上げるということで
しょうね。
ですから正しい方法で深ーいゆっくりとした呼吸法をすると体内に
吸収される酸素の量が増加し同時にエネルギーも大量に生産され
るようになるので結果的に疲れにくい身体を得ることも可能になり
ます。
もちろん現実はそれほど単純ではないので、正しい知識と正しい
方法で一定期間継して呼吸法を実践することが必要となります。
この期間は人によってまちまちなので、はっきりと明言することは出来
ないのですが巷でよく聞く7日間でというのは本当に稀な例であるとい
えます。
じっさい7日間で目に見えて効果の出た人もいましたが、大体は
数ヶ月かかるのが普通です。
はっきりといえるのは効果はあなたの努力と熱意、執念にか
かっているということです。
前置きが長くなってしまいましたが、呼吸法の基本について説明さ
せていただきますと、前回も言ったようにゆっくりと深い呼吸が基本
です。
そして逆腹式呼吸なので、息を吸うときにお腹を凹ませて吐くときに
膨らませるという感じです。
そして大事なのは息を吸うときにお腹をかなり意識して凹ませてくだ
さい。内臓を持ち上げるというかお腹を凹ませることで内臓が上に
持ち上がるようなイメージで行ってください。
しかしここで注意することは、肩や身体に力みが入ることの内容に
してください。リラックスすることが、体のすべての筋肉がゆるんで
いることが大切なのです。
とくに肩に力が入ってしまうのが多くの人に見られる傾向なので肩の
力を抜くことを意識してください。
肩に力が入っていないと思ってもたいていの場合、力みがあるので
注意してください。
まずは体の力を抜くこと、力みをなくすこと、最初は肩の力を抜く事
が重要です。体に力みがあると効果も半減してしまうのでまずは
肩の力を抜く事を心がけてください。
もう少し詳しい内容はまたの機会にしたいと思います。