佐倉市志津駅北口から徒歩1分にある「英語が強いがキャッチフレーズの「学習塾ダーナ」です。私は今まで全ての級の英検を受験していますが、唯一不合格を食らったのが英検1級の2次試験でした。当時はかなり落ち込みましたが、今思えば討論する力や社会情勢に対する知見を広める結果になってくれたので、何回かに分けて当時のことを綴っていきたいと思います。

 

英検1級の2次試験は、準1級以前と比べると様子が少し変わってきます。何故なら試験の焦点が会話ではなく議論になるからです。2次試験の構成は至ってシンプルです。入室後、日本人&外国人面接官コンビに挨拶がてら簡単なトーク。その後、トピックカードが渡されます。カードには5つのトピックが書かれており、1分以内にトピックを選択して、スピーチする内容を決め、2分間のスピーチを行い、面接官からの無慈悲な質問に対して徹底抗戦するという純日本人には中々ハードルが高い内容になっています。

 

事実、英検1級を受ける時点である程度の変態ガチ勢が揃っているのですが、1次試験を突破した猛者の約40%前後がここで落とされます。初回は私もその犠牲者の内の1人になりました。

 

2次試験は都内にある神田外語大のキャンパスで行われました。1級に加え準1級の受験者もいたようで、かなりの大人数。実際、所定時刻に会場入りしても、試験を受けられたのが1時間経ったくらいでした。係りの人に入室して下さいと呼ばれて面接部屋に入室。同じくらいの年齢の日本人女性とイギリス人の男性が面接官でした。

 

「仕事は?」「教育業だよー」「趣味は??」「バイクだよー。休みは千葉の房総走ってますよー。」もう少しフリートークの時間があったので、ヨルダンやシリアでのボランティア活動の話題を出すと、イギリス人男性がくいついてきてここまでは好感触。※英検準1級の2次試験には何の苦労もしたことがなかったので、よしよし、今回も楽勝とか思っていたこの時の自分を殴りたい。助走をつけて8Mぐらい殴ってやりたい・・・。

 

(※準1級は今までに複数回受験していますが、2次の結果はいつもこんな感じです。)

 

ここから地獄に突入します。

 

トピックカードが渡され1分間のカウント開始。そのカードに目を配ると・・・

 

①公共事業の民営化は一般大衆にとって良いことか?

②isdjioqnfcjfeowqkfc@epqfjcvhqifvheq(理解不能)

③輸入税と関税は国の経済を守る有効な方法か?

④フェミニズムには果たすべき役割があるか?

⑤,dsfpoqfjoefmvlqkfvqfckqacfksecloojo(覚えてない)

 

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え・・・・?ナニコレ??

 

しかも②が何を言っているのかが分からない。そのことが地味に精神を削る(精神ゲージ残り85%)。

 

学者でもない限り、普通の人間はこんな事を考えながら生活しないよね??という慈悲を乞う目で試験官を見るも、ドMが喜びそうな日本人女性の鋭い目つきに圧倒されてお〇っこをちびりそうになる。この時点で精神ゲージ残り60%。(この時点で20秒経過。)

 

 

to be continued