佐倉市志津駅にある「英語が強い」がキャッチフレーズの「学習塾ダーナ」です。今回はあまり良く知られていないかもしれませんが、「TEAP」を簡単に紹介していきたいと思います!
TEAPとは「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成されており、英語運用能力を測定する為の試験です。それなら「英検との違いは?」っと突っ込みを入れたくなるのですが、実はこのTEAP、日本英語検定協会(英検)と上智大学が共同で開発したものとなっております。
英検との一番の相違点として、TEAPは大学で学習・研究する際に必要とされる学術的な場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で文章を書く、英語で意見を述べる等)をより正確に測定するテストと言われています。合格・不合格という概念はなく、スコアとバンドで英語運用力が評価されます。バンドは英検でも使用されているCEFRが尺度として用いられており、A2だと英検準2級相当、B1だと英検2級相当、B2だと英検準1級相当と判断されます。
試験時間は「reading」が70分(60問)、「listening」が50分(50問)、「writing」が70分(2問{70語要約と200語小論文})、「speaking」が10分の計200分、つまり純粋な試験時間だけで3時間20分の長丁場の試験です。これだけで、英検とは大分違いますよね。
学術的(アカデミック)な内容を想定された試験なので、例えばTOEICなどで出題される「board meeting」などの社会人が多用する言葉や専門用語は出題されない傾向にあります。要は高校生(学生)向けのテストだと言うことです。受験可能年齢は高校1年生からで、スコアとバンドは2年間有効です。高校2年生の時期のいずれかで4技能の合計が320以上(orB2)あれば、余裕を持って大学受験においてかなり優位な立場に立つことが出来ます。
TEAPを入試で利用出来る大学として、上智大学、早稲田大学、明治大学、東京理科大学、中央大学、青山学院大学、筑波大学、九州大学など高レベル帯の大学が多いのも特徴の1つです。私的な尺度ではありますが、難易度としては英検2級以上~英検準1級と同等程度だと思っています。気になった方は是非サンプル問題でも解いてみて下さい。また気が向けば、それぞれのセクションごとの解説と分析を行っていきたいと思います。今回もご覧下さり有難うございました。