英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
この本をオーディオブックで聴きました。
座談会形式の本なので、気軽に読める(聴ける)と思います。
本の中身とは直接関係ないのですが、現在の国立大学の中の旧帝国大学で教養学部があるのは東大だけだという話が興味深かったです。
旧帝国大学の時には他の大学にも教養学部はあったようですが、新制大学になる時に他の大学は全て教養学部を無くしたそうです。
東大は大学1,2年は教養学部で学んで、3年次から専門の学問に進みます。
大学入学時に専門が決まっていない学生にはこのシステムは良いですが、専門が決まっている学生には自分の専門に進めない可能性があるので、東大を敬遠する学生もいますよね。
この本の東大の教授の方々は、教養学部があることこそが東大の強みだとおっしゃっていました。
私の知り合いにも理Ⅲから法学部に進んだ人がいました。(これはこれで問題なのですが…)
確かに色々な学問に触れることでセレンディピティが起こる可能性も増えますし、他の学問からinspirationを得ることもあるでしょう。
同時にリベラルアーツを学ぶことの重要性についても語られていました。
リベラルアーツとは元々人間を束縛から解放するために必要な学問という意味ですから、できれば全員が学んでおいた方が良いですよね。
日本の高校では残念ながら文系、理系に分けられるので学ぶ内容が偏りがちです。
私自身も数学は一応頑張って勉強しましたが、理科(物理、化学、生物、地学)はあまり勉強していないので、今後少しずつ勉強していきたいですね。
後数学のやり直しも。(テキストは買っているのですが、あまり進んでいません)
上記の本は元々このYouTubeチャンネルが元になっているので興味がある方は見て下さい。
本当に賢い人の話は分かりやすいということを改めて感じました。
ご意見、感想大歓迎です。