英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
私は英語のハノンを約3年間継続して学習しています。
今までに初級は23周、中級13周、上級12周(今13周目)しました。
最初に初級を始めた時はなかなか思うように進まず、1周するのに約10か月かかりました。
音だけでトレーニングするというのは横山先生がおっしゃるように本当に難しい。
中級、上級もやはり最初は大変でしたが、初級をきちんとやってから始めたので、何とかやり切ることが出来た気がします。
英語のハノンは効果があるのあどうかインターネット上では賛否両論あるみたいですね。
ハノンを買った人は多いですが、実際にきちんとやり終えた人はおそらく半分もいないのではないかと思います。
ハノンのレビューを見てみてもきちんとやってレビューしている人はほとんどいないように感じます。
きちんとやっていない人のハノンのレビューはどうなのでしょう。
はっきり言ってレビューのピントがずれているものがほとんどです。(もちろんきちんとやってレビューされている方もいます)
私はハノンの効果はあると思っているのでトレーニングを継続しています。
ただトレーニングを始めてすぐに効果を感じるということはまずないでしょう。
おそらく1周やったぐらいでは何も変わらないかもしれません。
でも何度もトレーニングしていると、段々と英語が口からスムーズに出るようになります。
よく文法を気にしていると英語が話せないと言いますが、それはおそらく練習不足が原因です。
何度も何度も練習すれば文法をそれ程気にすることなく英語を話せるようになります。
私は完全に意識することなく話すレベルには至っていませんが…
大分前置きが長くなりましたが、私がハノンのトレーニングを継続しているのは英語の指導をしている以上やはり自分自身がスピーキングがきちんとできないといけないと思っているからです。
私は必ずしも日本人が全員英語が話せなければいけないとは思っていません。
でも英語が話せないと、英語が話せないからスピーキングが出来なくて良いと考えていると思われるのが嫌なのです。
やはり英語を指導する以上スピーキングの指導もきちんとしたいと思っています。
横山先生の言葉を借りれば、やはり学習者のロールモデルでありたいですね。
私のように早期英語教育も海外経験もなく、英語が専門でなくても英語を話すことはできるのだということを身をもって示したいという想いもあります。
横山先生は英会話とスピーキングは違うとおっしゃっています。
ひとこと英会話なら、決まり文句を暗記すればよいのですが(瞬間英作)、僕が言うスピーキングの力とは、音だけの世界で、真っ暗闇の中、手探りしながら、その先の言葉を紡ぎ出す力です。とにかく、話し出す。文が完成していなくても話し出し、その先をつないでいく。ハノンが目指すのは、その力です。 https://t.co/lBaSglK8Rx
— 横山雅彦/Masahiko YOKOYAMA (@strong_logic) July 11, 2024
少し長いですが、このコラムは是非読んで下さい。
英会話の本は巷に溢れていますが、ハノンのような本は他にほとんどないのではないでしょうか?
ハノンのトレーニング方法自体はオーディオリンガルメソッド(ミシガンメソッド)と言って昔からある手法ですが、最近ではすっかり廃れてしまっていましたが、ハノンによって又日の目見たと私は思っています。
私はこれからもハノンのトレーニングを継続します。
今までもそれなりに何度もやりましたが、まだまだ完璧には程遠いです。
何度やっても課題が見つかります。
いくらやっても完璧にはならないかもしれませんが、完璧を目指してやりたいですね。
何度も継続してトレーニングできるのはやはりハノンの例文とナレーターの音声が素晴らしいからです。
私も今まで色々な本で学習してきましたが、ハノンの例文とナレーターの音声の素晴らしさは唯一無二だと思っています。
横山先生、中村先生、素晴らしい本をありがとうございます!!
御意見、感想、大歓迎です。