英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
最近は小中学生で英検1級に合格する生徒も増えてきていますね。
英語を頑張って勉強することは良いことですが、親が子供に過度なプレッシャーをかけることは避けないといけません。
小中高生の英検1級先取り受験について参考になる動画がありましたので、紹介します。
注意すべきポイントとして
①親御さんは子供に何をさせているか理解していない
②子供が英語で話せたとしても理解しているとは限らない
③英語ができる＝英語で何でも話せるというわけではない
とおっしゃっています。
後日本人はネイティブぽさを過度に評価しがちだとおっしゃっていますが、同感です。
英語の発音が上手＝英語が上手とは限らないのですが、日本人は英語の発音が上手だと無条件で英語が上手だと思い込んでしまいがちですね。
実際に英検1級に限らず英検の面接では、中身がそれ程でなくても発音がそれなりに良いというだけで合格しているというケースは結構あります。
ファーマンさんは動画で英検の2次試験でトピックがよく理解できていなくても何となく単語をつなげてそれっぽく話して合格しているケースがあるとおっしゃっています。
まあ十分あり得る話しですね。
私は小中学生で1級を受験する生徒を教えたことはありませんが、準1級を受験する小学生を教えたことがあります。
準1級でもエッセーのトピックについて知識がないため、ライティングに苦労したり、2次試験の社会問題についての質問に答えられなかったりしていました。
当たり前のことですが、母語で理解できないことは英語で話したり書いたりは当然できません。
あまり早くから英検の高い級を目指すと時に子供に過度な負担をかけてしまうので注意が必要です。
ファーマンさんも動画でおっしゃっていましたが、他人の子供と比較するのではなく、自分の子供の成長に合わせて英検を受験するのが良いと私も考えています。
御意見、感想、大歓迎です。
