英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
先日Xでit appers thatの文型について色々議論がされていました。
英語学習者の間で人気の学習参考書でit appears thatの構文の文型が間違って書かれていたことがことの発端。
その参考書ではit(S)appears(V)that(M)と書いてありました。
当然この説明は間違いです。
ただit appears thatの文型が何文型かというのは簡単な問題ではありません。
It seems/appears that の件で一番問題なのは、わかりやすいと評判の参考書なのにその解説を投稿者は全く理解できず、それ以前に同書で解説されたはずの文型も理解できてないことが露呈したことであり、明らかにダメな本を「神本」とか崇めるク〇youtuberに惑わされる人が多いことじゃないですかね。
— 新野 元基 (@newfield114) June 8, 2024
It appears/seems that …型の文について話題が盛り上がっているようなので,自分も一言。
— 佐藤誠司 (@sSwAOWzMXtO9s6s) June 7, 2024
多くの人が言っているように,この形の構造分析は文法学者の領分であって,一般の英語学習者にとってはほとんど何の益もない。
その前提に立ち,以下は文法マニア向けの参考情報として示す。
英文法や文型は確かに大切なのですが、あくまで英語を正しく理解するための方便であって、こだわりすぎてしまうと、混乱してしまうことがあるので注意が必要です。
まずは正しく意味を理解することが大切で、時と場合によっては文型に深入りしすぎない方が良いことも多々あります。
英語は勉強しても知らないことがいくらでも出てきますので今後も日々勉強です。
御意見、感想、大歓迎です。