英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
最近色々な媒体で中学生の英語嫌いが増えているというニュースを見かけます。
日本の英語教育は読み書きばかりやっていて、スピーキングをやらないから英語嫌いが増えているんだというようなことをおっしゃる方がいますが、まるで見当違いです。
中学生の英語嫌いが増えている理由は英語が分からないからです。
分からないことを勉強するのは誰だって苦痛ですよね。
皆さんもご存知のように現在は小学校で英語が教科化されています。
教科書を見て頂ければ分かりますが、結構難しい内容を扱っています。
でも子供に聞いてみると教科書の内容の説明はあまりなく、ただ教科書を読むだけとか、話すだけの授業が行われているとのこと。(学校、先生によって違います)
だから教科書の内容をきちんと理解している子供は少ないんですね。
中学生になると小学校でやったことは既習済ということで何も説明がないまま授業がどんどん進んでいきます。
これでは英語が分からない子供が増えるのも無理はありません。
このブログで何度も書いていますが、学習指導要領が変わってから中学校の英語の教科書の内容は格段に難しくなりました。
扱っている単語数も1.5倍以上になり、高校で習っていた文法も中学校で学ばなければいけません。
5年前の教科書とは別物です。
中学生をお持ちの親御さんはお子様が英語嫌いになっていないか注意してあげて下さい。
もし英語が分からなくなっても早めに手を打てば何とかなります。
英語が苦手なまま中3になると大変ですので、気を付けて下さい。
御意見、感想、大歓迎です。