英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
日本経済新聞にこんな記事がありました。
現在東大法学部の就職先で多いのがIT企業やコンサルティング会社みたいですね。
時代は変わったなとつくづく感じます。
私が大学生の頃(1990年代前半)の東大法学部の人は大半がキャリア官僚か法曹の道に進んでいました。
民間に進む人の方がマイノリティーでしたね。
キャリア官僚は仕事が激務ですし、待遇面も民間と比較すると良くないですから今の若者に敬遠されるのも無理はありません。
キャリア官僚に良い人材を集めるためには給料を上げ、労働環境も改善しないと難しいと思います。
正直キャリア官僚の給料は安すぎます。
キャリア官僚になるまでに多くの人は莫大なコストをかけているのにあの給料ではなりたいと思う人はあまりいないでしょうね。
以前官僚の天下りが問題になりましたが、天下りを廃止するのであれば、官僚の給料を上げないと優秀な人で官僚になりたいという人は減ってしまいます。
最近の東大入試でも文Ⅱ(経済学部)の方が文Ⅰ(法学部)より合格最低点が高いことがありますが、1990年代ではありえないです。
当時(1990年代)は文Ⅰと文Ⅱ、文Ⅲの合格最低点は数十点離れているのが普通でした。
とにかく文Ⅰがダントツで難しかったです。
文系の成績最上層は文Ⅰを目指す人が多かったですね。(全員ではない)
私が駿台予備校で浪人している時も全教科共抜群の成績で親や学校の先生からは理Ⅲ(医学部)に行くように言われていたけど、どうしても官僚になりたいから文Ⅰを目指している人がいましたが、今はみんな医学部に行ってしまいますからね。
又優秀な人が官僚になりたいと思えるように官僚の待遇労働環境を整備して欲しいと思います。
でももう手遅れかな…
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