英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
大学では必修科目を除けば自分で履修科目を決めます。
履修科目を決める時に多くの大学生は楽単(楽に単位を取れる科目)を選びがちですよね。
私の時も事情はあまり変わりませんが…
私の時代は履修科目をについて先輩からの情報に頼るしかありませんでしたが、最近ではこのような冊子が販売されているようです。
この冊子には早稲田大学の全ての学部のほぼ全ての授業について、授業の楽しさ、厳しさ、試験、レポートの有無について書かれていて、今の学生はこの冊子を参考に履修科目を決めるそうです。
楽単ばかりを取れば確かに楽して単位を取れるのですが、それは少しもったいないなと思ってしまいます。
典型的な不真面目学生の見本のような私でも印象に残っている授業はほとんどハマリ(取ってはいけないと言われている授業)と言われている授業だったので、単位の取りやすさだけで決めるのはもったいないなと思ってしまうのです。
楽単と言われている授業は確かに単位は取りやすいのですが、得てして面白くない授業が多いというのが個人的な印象。
多少厳しい授業でも興味を惹かれる授業は積極的に取って欲しいですね。
大学を卒業して30年経ちますが、厳しい授業で教えてもらったことはまだ覚えています。
大学生の間は時間がたくさんあるので、実用的な科目だけを学ぶのではなくて、一見実用性がないように思えることも学んだ方が良いよということを高3生にはいつも話しています。
古典や哲学のような科目も一見何の実用性もないように思えますが、抽象度を上げてみれば、全く役に立たないということはないですからね。
大学生の皆さん、是非充実した大学生活を送って下さい。
御意見、感想、大歓迎です。