英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
今多くの大学の理系学部に女子枠が導入されています。
https://eic.obunsha.co.jp/file/exam_info/2023/1201.pdf
私の地元の広島大学でも導入されると聞いています。
京大でも導入されると聞いて驚きました。
大学側が理系学部に女子学生を増やしたいという意図は分かりますが、このやり方はちょっとどうかなと思います。
確かに理工学部に進む女子学生が少ないのは事実ですが、今回のような措置を大学がとってしまうと逆差別になってしまうのではないでしょうか?
私の娘が通う学校は国立大学の付属高でまずまずの進学校ですが、女子生徒の半分から75%は理系学部に進学します。(学校全体は75%が理系)
ただ学部は医学部、薬学部、歯学部が多く、理工学部はそれ程多くないのが実情。
この辺りは将来の職業とも関係している気がするんですよね。
でも女子だから数学、物理、化学が苦手ということはないと思います。
娘の友人の中には数学で学年トップクラスの子もいます。
何もかも平等にするのが良いとされる風潮がありますが、私は機会の平等は保証されるべきだと思いますが、結果の平等を保障すべきではないと考えています。
アメリカや他の多くの国でクオーター制という制度が導入されています。
でもアメリカを含めてクオーター制を導入した多くの国で、クオーター制は上手く機能しなかったと言われています。
結果の平等を保障すると結果的に悪平等になってしまっているんですよね。
大学の女子枠についてはもう一度よく考えた方が良いのではないでしょうか?
御意見、感想、大歓迎です。