英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。

 

 

英語に訳しにくい日本語はたくさんありますが、とりわけ「空気」は難訳語です。

 

 

松本道弘先生の辞書にも「空気」を使った文章はたくさん出ていますが、訳語も様々です。

 

 

この辞書には空気はthe atmosphereと出ています。

 

 

 

 

無難ですが、面白くはないですよね。滝汗

 

 

今朝読んだこの辞書には「空気で決めるのは危険だ」がGroup thinking is dangerous.となっていました。

 

 

確かに空気はGroup thinkingかもしれません。

 

 

 

 

他の文では

 

Get the message.(空気を読め)

She just doesn’t get it.(彼女は空気が読めない)

Just get the message.(忖度せよ)

 

とあります。

 

 

「察しろ」もGet the messageで良さそうです。

 

 

似た意味の語に「暗黙の了解」がありますが、この語の英訳が又難しい。

 

 

そもそも外国人には「暗黙の了解」という概念自体がありませんからね。

 

 

最新日米口語辞典にはunspoken agreementと出ていますが、この語ではなかなかピンとこない外国人の方は多いです。

 

 

いっそのことtelepathyと言った方が良い気がします。(実際にカナダ人の友人に暗黙の了解を説明したら、それはtelepathyだろと言われました)

 

 

「それは暗黙の了解だよ」を松本道弘先生を見習って超訳すると、We just get the message.か、We just get it.かな。

 

 

itはぼかした物言いをする時に便利です。

 

 

翻訳、通訳というのはただ言葉を置き換えれば良いというものではないので、大変ですが、面白いです。

 

 

まだまだ勉強しなければいけませんね。

 

 

 

御意見、感想、大歓迎です。

 

 

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