英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
国立大学の前期試験が終わりましたね。
受験された皆さん、お疲れ様でした。
今年の京都大学の英語の問題に分離不定詞が出題されたことが結構話題になっています。
分離不定詞についてはこちらを参照して下さい。
分離不定詞は、文法では破格とされていますが、実際には結構使われています。
私自身もネイティブとのメールのやり取りで分離不定詞にお目にかかったことが数回あります。
He asked me not to do it.が正しい用法ですが、これがHe asked me to not do it.のように書かれていました。(文章の中味は変えています)
do itを否定する時に、動詞の前にnotを置きたいのかなと勝手に想像しています。
toと動詞の間に副詞が挟まれる分離不定詞は書き言葉でしか見たことはありませんが、上記のような文は普通に会話でも聞きますので、頭に入れておいた方が良いかもしれません。
ちなみに分離不定詞については、文法書にも出ていますので、見てみて下さい。(分割不定詞と書いてある本もあります)
今年の大学入試の問題を見ていると、少し古い重厚な英文を出題している大学が多いように感じます。
多分共通テストの英語の問題の影響でしょうね。
しかし京都大学の英作文の問題、今年もキツイですね~
御意見、感想、大歓迎です。