英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
私が住んでいる隣りの市の公立中学校では英語の授業に5ラウンドシステムが導入されているそうです。
5ラウンドシステムではリスニングとスピーキングが授業の中心になるようです。
5ラウンドシステムについては関連書籍も出ているようですね。
このやり方を一概に否定はしませんが、英語が好きで意欲のある子でないとついていけないように私には感じられます。
この授業形態では文法についての説明はほとんどないとのこと。
広島県のとあるスーパーグローバルハイスクール(偏差値74)でもこれと似たような授業をしていますが、発言する子は英語が物凄く得意な生徒に限定されていると聞きました。
中学生にretellingが出来ますかね・・・
相当英語ができる子でないと無理だと思いますが・・・
以前もブログに書きましたが、2021年から学習指導要領が改訂され、中学校の英語の教科書の内容は随分難しくなっています。
教科書によってはUnit1からbe動詞、一般動詞、can、不定詞が登場します。![]()
従来の授業でもこれらの内容を教えて理解させるのは至難の業なのに5ラウンドシステムの授業で生徒が授業を理解できるのかとても心配ですね。
ある程度塾等で文法を先取りして英語の授業に臨むのが良いのかなと思いますが、これでは益々教育格差が広がってしまいます。![]()
今後も5ラウンドシステムについては情報収集をしていこうと思います。
御意見、感想、大歓迎です。

