英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
共感したブログ記事がありましたのでリブログします。
大学入試であれ、TOEICであれ、試験時間で全ての問題を解くことができないことはよくあります。
その時全ての問題を解こうとして読むスピードを上げると大体の場合、正答率が下がってしまいます。
身も蓋もない話しですが、現状の力で読める範囲内の問題を解くことが結果的に一番良い結果をもたらすことが多いですね。
速読力というのは意識しなくても英語力が上がってくれば大なり小なり身につくものです。
速読するのに必要な要素としては
①語彙力
②構文把握力
③背景知識
④英文の展開を予測する力
といったところでしょうか?
これらの力がつけばeye span(1度に理解できる英語の語数)が広がってくるのでk結果的に読むのが速くなります。
これらの力は一朝一夕に身につくものではありません。
日々の学習の積み重ねの結果ですね。
あと大学入試においては世間で言われる程速読力が必要な大学は少ないと思います。
慶応義塾大学のSFCは超長文で有名ですが、3000語の長文を120分で解けば良いのです。
解答するのに60分としても3000語を60分で読めばいのですから、そこまで速く読む必要はありませんね。(問題の難易度は高いですが・・・)
大学入試で時間が厳しい大学は、東大、早稲田の国際教養学部がありますが、驚く程のスピードで読まないと解き切れないわけではありません。
影好法師さんもおっしゃっていますが、速く読もうとすると英文の理解度が落ちてしまうことが多いので注意して下さい。
繰り返しになりますが、今の自分が読み切れるスピードで英文を読んで、問題を解答するのが多くの場合一番良い結果をもたらします。
速く読もうとして、正答率が下がらないように注意して下さい
御意見、感想、大歓迎です。
