英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
皆さんもご存知の通り昨年からセンター試験から共通テストに変わりました。
共通テストは来年が2回目ですのでまだ問題のレベル、形式はどうなるか分かりません。
高校生の英語指導をしていて1つ困っているのが共通テストの模試の結果では英語力が正しく測れないということです。
センター試験は発音、文法、整序英作文、長文と様々な種類の問題があったので、センター試験の結果を見ればその生徒の大体の英語力は分かりました。
共通テストは文法、整序英作文等がなくなり長文だけになったので、スコアだけでは英語力が正しく測れないことがあります。
成績上位者(偏差値70以上)は共通テストでも大体8割後半から9割以上取るので、良いのですが、問題は成績が中位から下位の生徒。![]()
共通テストで60点ぐらい取れている生徒を指導していると、思っている以上に基礎的な英語力が欠けていることがよくあります。
文法もあやふや、基礎的な英文解釈も出来ないなんてことも・・・![]()
共通テストぐらいの英文であればきちんと読めなくても何となく読んで正解できることがあるので、注意が必要です。
正直共通テストだと40点から60点の間であればそこまで英語力に差がないこともありますね。
後声を大にして言いたいのは共通テストに文法問題がないからといって文法をやらなくては良いということではありません。
文法の勉強はネクステージやビンテージのような穴埋めの4択問題を解くことではありませんので、気を付けて下さい。
共通テストも問題の形式を変えて欲しいです。
現行の試験形式は、英語の外部試験の導入が前提で作られてわけですから、外部試験の導入が見送られた今は問題形式を変えても良いのではないでしょうか?
私は今の共通テストよりセンター試験の方が英語の基礎学力を測るのに適したテストだと思っています。
いっそのことセンター試験の問題形式に戻せばよいのにと思ってしまいます。
受験まで時間が少なくなっていますので、受験生の皆さん、頑張りましょう!!
御意見、感想、大歓迎です。
