英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
最近英検を受験する人が増えていますね。
英検は4技能をバランスよく測ることが出来るテストですが、英検が謳っている各級の英語力と実際の英語力には乖離があるように感じます。
英検は2級までは各級のレベル差が少ないですが、2級と準1級、準1級と1級の差はかなり大きいですよね。
英検2級は高校卒業程度の英語力と言われていますが、実際は高校で学ぶ英文法を全く知らなくても合格することは可能です。
英検2級に合格していてもセンター試験の問題を解かせると半分ぐらいしか解けない生徒も結構多いのが現状。
偏差値50以下の高1、2の生徒でも英検2級に合格することはよくあります。
中学生でも英検2級に合格することは十分可能ですね。
特英検にCSEスコアが導入されてからはライティングのウェイトが高くなり、英検はライティングの1技能テストだと言う方もいらっしゃいます。
英検は本来4技能のスキルを測るテストだったのにCSEスコアの導入でバランスの悪い試験になってしまったのは残念ですね。
とは言え英検で所定の級を持っていれば入試でも優遇されますので、是非有効に活用しましょう。
以前も書きましたが、大阪の公立高校の入試で英検2級を持っていれば入試で80%の得点換算になりますのでかなり入試で有利になります。
先日大阪に行った時にコーチング時代の友人に聞いたのですが、大阪のトップ高(北野高校、天王寺高校)の文理学部を受験する生徒の中には80%では足らないので英検準1級を目指している生徒も結構いるのだそうです。
ちなみに英検準1級だと100%の得点換算になります。
中学生で準1級は結構大変ですが、ある程度時間をかければ何とかなりますよ。
大学受験でも英検準1級を持っていると英語の試験が満点扱いになる大学もありますので、是非有効に活用しましょう。
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