英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。

 

最近古文、漢文が必要かという論争がありましたね。

 

あの論争は個人的にはくだらなくてどうでも良いと思っています。

 

 

学校で学んだことが活きるかどうか(活かせるかどうか)はあくまでその人次第ですよね。

 

古文、漢文がなくても生きていけると思いますし、古文、漢文を学ぶことで人生がより豊かに感じられる人もいると思いますので・・・

 

 

 

私は翻訳技術を上げるために和歌を少し習ったことがあります。

 

まあこれは同時通訳者の長井鞠子さんの著書を読んだ影響なんですけどね・・・(長井鞠子さんは通訳技術を上げるために和歌を習っていらっしゃいます)

 

 

 

 

 

翻訳する時に使う日本語は漢語と大和言葉の2種類があります。

 

翻訳は扱うジャンルによって漢語と大和言葉を上手く使い分ける必要があります。

 

和歌を習ったのは大和言葉をもっとうまく使えるようになりたかったからなんです。

 

 

高校時代は古典があまり得意ではなかったので、和歌についてはあまり詳しくないのですが、改めて学んでみると日本には本当に素晴らしい和歌がいっぱいありますよね。

 

たった31字で様々なことを表現できる和歌は本当に奥が深いですし、自分で和歌を読んでみて31字に自分の想いを表現する難しさもよく分かりました。

 

 

一見すると和歌と英語なんて何の関係もないように思えますが、和歌を詠むことで言葉の感覚が鋭敏になった気がします。

 

言葉の感覚が鋭くなれば言語運用能力も必然的に上がります。

 

言葉に対する感覚は英語であろうと日本語であろうと変わりませんからね・・・

 

 

 

古典、漢文に限らず数学、物理のようなその他の科目もその学びを活かすかどうかはその人次第です。

 

 

今朝この本を読んでいると、「戦争と疫病がニュートン、ライプニッツを生んだ」という件がありました。

 

 

 

 

 

この件を書かれたのは数学者の柳谷晃さんという方ですが、こう書かれています。

 

 

高校の数学で習う微分積分は、今の世の中に欠かせない。そればかりか、その威力を知らなければ、近代ヨーロッパの世界制覇も、微分積分なしには不可能だったと思うことだろう。(中略)

 

微分積分は時間と共に刻々と変化する運動を分析するのに非常に役に立つ。人工衛星も微分積分がなければ、打ち上げられない。(中略)

 

微分積分は運動を解析するのに役立っただけではない。ペストのような疫病の感染がどのように広がるかを予測し、流行を予防するのにすぐに応用された。(中略)

 

10人に1人が微分積分を使える国と、100人に1人しか微分積分を使えない国では問題解決能力を、武器の性能、科学力に格段の差がつくのは火を見るよりも明らかだ。

 

 

 

微分積分を高校であまりやっていない(数Ⅱまでしかやっていません)私が言うのもなんですが、上の文章を読めば微分積分なんてやっても意味がないなんて言えませんよね?

 

おそらくコロナウイルスの感染拡大の予測も微分積分を用いて行われているはずです。

 

全員が微分積分を出来る必要があるかは又別の話しですが・・・

 

 

 

学問は何であれ抽象度を上げれば須らく人生を生きていく上で何らかの役に立つと思っています。

 

ただ抽象度を上げて物事を見るためには知識と教養が必要です。

 

だから一生勉強を続けないといけないのですね。

 

 

 

最近はすぐに役立つことばかりが求められますが、すぐに役立つことを得てしてすぐに役に立たなくなることが多いように感じます。

 

私は受験が終わった高校生には大学では色々なことを幅広く学んだことが良いといつもいっています。

 

何が後で役に立つかなんて大学の時にはなかなか分かりません。

 

 

今の自分の知識や考えで必要かどうかを考えることはある意味危険です。

 

 

 

大学時代大して勉強していない私が言うのもなんですが、大学時代に学んだことがきっかけで社会に出てから新たに学び直したことはたくさんあります。

 

マーケティング、経営学、社会学等がそうです。

 

 

そう考えれば大学時代も全く無駄ではなかったのかなとも思います。

 

 

話しがあちこちに飛んで分かりにくい文章になってしまいましたが、○○が必要かどうかという問いに対する答えは人によって変わるので、安易に断定するのは危険だと私は考えています。

 

 

私自身も知らないことがまだまだたくさんあるので、これからも学びを継続します。

 

 

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