眠    り | 一言一会 (IchigonIchie)

一言一会 (IchigonIchie)

これまで、じつにさまざまな言葉を聞き、読み、そして発してきました。

このまま、忘れられてしまうというのは、もったいないような 気がし、
思いつくまま、書きとめていきたいと思います。 2012.10.3

 

 

 

 

            眠     り





   「富」や「健康」というのは、その価値の十分によく分かりますが、「眠る」ということが何で?と、思う人も少なくないのでしょう。

これは、いざ眠れなくなってみないと、その大切さのよくわからないようです。ストレスが溜まり、それが脳内や心中を占領し、溢れ、渦巻いて、とても眠るどころではない!・・・いつもはどのようにして眠っていたのかといぶかりながら、寝返りを繰り返し、やがて、また明け方の光がしらじらと入って来る。・・・たまにならいいのですが、これが毎晩というのではたまったものではありませんね。

金はなく、富はなくとも、
安らかなこの眠りと共に。・・・
私は果報者、
人生の富者。

と歌った人がいましたが、普通の人にとっては当たり前のこれを、とれずに苦労しているという人も多いようです。いわゆる「睡眠障害」というやつですが、昼間、おだやかな気分で過ごさないと、夜、ストレスが眠りを妨害するというわけなのでしょう。

しかし、別にストレスでなくとも、眠れない人も多いようです。眠るということがこれほどに大切で、豪奢な、掛け替えのないものであったかと思いながら、いつもの眠りへと、さて今宵も向かうといたしましょうか・・・

 

 

 

 

ピカソ