謎をまとう | 一言一会 (IchigonIchie)

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これまで、じつにさまざまな言葉を聞き、読み、そして発してきました。

このまま、忘れられてしまうというのは、もったいないような 気がし、
思いつくまま、書きとめていきたいと思います。 2012.10.3



          魅力的になりたければ 謎をまとうことだ


  

れは ココ・シャネル の言葉ですが、ほんとうにその通りと思います。


こんな話を聞いたことがあります。
アフリカの奥地にも文明の波が押し寄せ、それまで裸で生活していた原住民(土人)達は服を着るようになったのですが、男どもから こんなクレームが出ました。


「女たちが、服を着るのをやめさせてくれねえか。風でスカートがめくれたり、脇からチラチラ乳首が覗いたりすると、ムラムラして 落ち着いて仕事も出来やしねえ


まる見えの丸裸なら何ということもなかったのが、「服」で覆い隠し、「謎」をまとうことで、女たちは魅力的になり、期せずして男どもを誘惑したのです。



ところで、「謎」が築く最大のものは、何といっても恋愛でしょう。
恋愛というのは、お互いに 客席から 舞台の上の相手を眺めているようなものです。

いっぽう結婚は、楽屋裏で生活を共にするわけですから、「謎」はしだいに薄れていきます。「結婚」は「恋愛」の延長 と考えるカップルの、破局の原因はここにあるのでしょう。


恋愛は、相手のことが分かって来るにつれ褪せていく。逆に 友情は増していく の言葉があります。結婚は、友情=7 + 恋愛=3 くらいが うまくいくのではないでしょうか?


ともあれ、決して丸裸をさらさない、常に ほんのわずかでも「謎」をまとう というのが、魅力を保つための秘訣 と思いますよ。




                                                             

      一言一会 (ichigonichie)-謎の女