魅力的になりたければ 謎をまとうことだ
これは ココ・シャネル の言葉ですが、ほんとうにその通りと思います。
こんな話を聞いたことがあります。
アフリカの奥地にも文明の波が押し寄せ、それまで裸で生活していた原住民(土人)達は服を着るようになったのですが、男どもから こんなクレームが出ました。
「女たちが、服を着るのをやめさせてくれねえか。風でスカートがめくれたり、脇からチラチラ乳首が覗いたりすると、ムラムラして 落ち着いて仕事も出来やしねえ!」
まる見えの丸裸なら何ということもなかったのが、「服」で覆い隠し、「謎」をまとうことで、女たちは魅力的になり、期せずして男どもを誘惑したのです。
ところで、「謎」が築く最大のものは、何といっても恋愛でしょう。
恋愛というのは、お互いに 客席から 舞台の上の相手を眺めているようなものです。
いっぽう結婚は、楽屋裏で生活を共にするわけですから、「謎」はしだいに薄れていきます。「結婚」は「恋愛」の延長 と考えるカップルの、破局の原因はここにあるのでしょう。
「恋愛は、相手のことが分かって来るにつれ褪せていく。逆に 友情は増していく」 の言葉があります。結婚は、友情=7 + 恋愛=3 くらいが うまくいくのではないでしょうか?
ともあれ、決して丸裸をさらさない、常に ほんのわずかでも「謎」をまとう というのが、魅力を保つための秘訣 と思いますよ。