こんばんは。「新潟×朝活」管理人の土屋裕行です。



今日は新発田市内の高校に行き、
キャリア教育授業にゲスト参加してきました。

今の自分の活動、大事にしている価値観、
そして昔の自分と今の高校生に伝えたいことなど
思いを言葉に凝縮して話してきました。


どれくらい高校生に伝わったんだろう。

詳しくは後日またブログで報告します!


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先日佐渡に帰った時のこと。

地元の祭で鬼太鼓を見ました。
(鬼太鼓は佐渡の有名な伝統芸能です)

  鬼太鼓どっとこむ

久しぶりに見た鬼太鼓に興奮し、
やっぱり伝統芸能はいいなと再確認できました。



この鬼太鼓、佐渡の伝統芸能なのですが、
地域によって踊り方や太鼓のリズムが全く違います。

その昔は1つだけだったようですが、
時代が経つにつれて地域ごとに特色が出て、
今では100近くも種類があるようです。

他の地域の踊りを見ると
自分の地域の踊りとは全く違っていて、
毎回楽しく見ることができています。



こうした伝統芸能が今も残っているのは
もちろんその芸能が素敵だからに他ならないのですが、
他にも理由があると考えています。



 伝統にもイノベーションが起きている



どんなに素敵な芸能であっても、
その時代の人たちに受け入れられなければ
やがて廃れていき、過去の遺産となってしまいます。

今や歴史の教科書でしか見ることのできない芸能は
日本だけでなく、世界中に多くあります。

つまり、代々受け継がれている伝統は、
その時代の人に受け入れられているもの
と言うことができます。



時代の好みは少しずつ変わっています。

時代に好まれない伝統芸能は
やがて人々の心から離れていってしまいます。

ですが、もしその変化に合わせるように
伝統芸能が変わっていったら、
伝統芸能がイノベーションを起こしていたら、
きっとそれは受け継がれていくはずです。



佐渡の鬼太鼓はおそらく、
地域に住む人の好みに合わせて
踊りや太鼓のリズム、獅子が変わり、
絶えずイノベーションを起こしていたのだと思います。

だから現代まで途絶えることなく続き、
今もなお地元の人の手により保存され、
愛され続けているのでしょう。



名店の秘伝のタレも
時代に合わせて味付けを微妙に変えているように、
伝統とは必ずしも過去を保存することではありません。

既存の伝統に今の時代のテイストを加え、
それを次世代へと伝えていく、
それこそが伝統と呼べるのではないでしょうか。



鬼太鼓は今はまだ佐渡で愛されていますが、
いつか停滞期になった時、
また新たなイノベーションが起こるかもしれません。

それが10年後か100年後か、
いつになるかはわかりませんが、
そうした絶え間ないイノベーションを繰り返して
これからもずっと続いてほしいものだと
地元出身者として強く願います。



 伝統もどこかでイノベーションが起こっていると思う方はぜひクリックを!


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