チキンチャーチから自転車でさらに丘陵地域の奥へと進み、アップダウンの激しい道を経て「ストゥンブの丘」入口に到着。

 

 

「ストゥンブの丘」入口に到着。左がゲート、右がチケット売り場の窓口。自転車を停め、入場料Rp50,000(615円)を支払う。ここから300m歩いて上ると、展望台がある。

 

 

展望台に到着。天候は雲が厚い。

 

 

「プントゥク・ストゥンブ(=ストゥンブの丘)」のサインボードも設置されていた。近年、観光地においてはこういうサインボードが流行っており、日本でも度々見かけるが、インドネシアでもスタンダードなようだ。

 

このストゥンブの丘は朝日を望むポイントとして観光客から人気が高いというが、今回の俺はスケジュール的に朝に来る余裕がないため、インドネシア到着当日の午後に来た。ていうか、朝日を観るために夜明け前の暗い中を自転車でここまで来るのは至難の業だ。

 

ちなみにチキンチャーチやストゥンブの丘方面に向かう公共交通機関は無い。ここまで来る多くの観光客はツーリストカーやタクシー、バイクタクシーなどを手配しているようだ。

 

 

ストゥンブの丘の展望台から望む、チキンチャーチの後ろ頭…。

 

 

ボロブドゥル仏教寺院遺跡の全景も見えるが、チキンチャーチから観るよりも位置が遠くて小さい…。早朝は朝霧の中、この遺跡が頭を出している景色が売りらしいが、この感じではそれもしょぼいのでは?と。

 

 

ストゥンブの丘には「映えポイント」が複数ある。客が多い時は係員がいて、映えポイントでの撮影は有料になるらしい。

 

 

展望台にはゆりかご椅子みたいなのも設置されている。撮影前、このゆりかご椅子には若いインドネシア人らしき男女のグループが座っており、俺以外の観光客はその1組だけだった。

 

 

こちらも「映えポイント」。この時、管理人らしき爺さんが声をかけてきて「写真撮ってやるよ」と言われたので、

 

 

無料(チップ不要)であることを確認の上、デジカメのシャッターを押してもらった。

 

雲が厚くて暑くないのは助かるが、段々と雲行きが怪しくなってきた。この時期のジャワ島は雨季。雨にやられる前に、ストゥンブの丘を辞去することとする。

 

 

展望台の近くには飲食売店があるが、すべて閉まっていた。「茶飲んで落ち着け」的なデザインを描いた売店があり、目を惹かれたので撮影。

 

自転車に乗り、来た道を漕いで宿に向かう。途中、インドマレットでゼロコーラ(Rp10,600=130円)、Qtelaテンペチップス(Rp7,000=86円)を購入。その後、小雨が降り出した。なんとか本降りになる前に宿に着きたい。

 

 

宿の近くまで来たところ、バッソの屋台が出ていた。バッソとは肉団子、つみれのこと。いろんな種類があったので、全種類1つずつを購入。料金はRp100(123円)。安い!

 

 

宿の「ワトゥアグン・ゲストハウス」に到着し、チェックイン。宿泊料は2泊で3,002円。日本でExpediaで予約し、クレカで支払い済み。自転車は中庭の雨の当たらない場所に置かせてもらえた。

 

 

宿泊する部屋を撮影。シンプルで過ごしやすい部屋だが、蚊が多かったのが難点…。

 

 

購入したQtelaテンペチップスとバッソを撮影。テンペとはインドネシアの納豆で、それを固めてスライスして揚げた、ポテトチップスのような菓子。バッソはキャッサバの団子がもちもちして美味だった。

 

部屋で少し休んだ後、夕食を食べに出る。外に出ると雨が本振りになっており、それゆえか、営業している屋台が少ない。大通り沿いを歩いていると、24時間営業のパダン料理(現地名「マサカン・パダン」)の食堂を見つけたので入ることにした。

 

 

パダン料理の食堂の外観を撮影。パダンとは西スマトラ州の州都パダンのことで、「マサカン・パダン」は元々はスマトラ島の料理だが、現在はインドネシア中に広まっているという。そして、俺はスマトラ島に2回行ったことがあり、現地でパダン料理を食べたことがあるので、個人的に馴染みがある。

 

 

食堂内はこんな感じ。雨で人通りが少ないからか、店内の客も少なかった。

 

 

店頭に積まれた、小皿に乗ったパダン料理。スマトラ島での供し方は、小皿に乗った作り置きの料理がずらっとテーブルの上に並べられ、食べた分だけを会計するのだが、ここジャワ島では店頭に積まれた小皿料理から客が好きなものを選び、取って食べる。ただ、日本人の俺には料理の内容がよくわからないので、店の人に「アパイニ?(これ何?)」と聞きながら選んだ。

 

 

結果、ナマズの唐揚げ、タフゴレン(揚げ豆腐)、テンペゴレン(揚げ納豆)、ルンダン(水牛の干し肉)のカリー、ジャックフルーツのカリー、インゲンマメのカリー、白ナスの油炒め、青菜=キャッサバの葉、ナシプティ(白飯)、チリを皿の上にずらりと乗せて、ペットボトルのエステー(アイスティー)をつけて、計Rp52,000(640円)。現金で支払う。美味い。

 

帰りにインドマレットで水(Rp5,000=61.5円)、アイスティー(Rp3,800=47円)を購入し、宿へと戻る。シャワーを浴びて就寝。お湯シャワーが有り難い。翌日はボロブドゥル仏教寺院遺跡の観光である。

 

続く。