宿の飯島館に到着する。

 

 

斜面の途中に建っている「飯島館」。1泊素泊まりで8130円(税込)。うち1000円は「お一人様追加料金」としても、以前はもっと安く泊まれたようだ。哀しき哉、物価上昇…。電話で事前予約して、当日に現金支払い。

 

 

飯島館のロビー。昭和の雰囲気満載で、個人的にはとても好みである。浴衣も貸してもらえた。

 

 

宿ではインコを飼っている。ズグロシロハラインコのピーちゃん。YouTubeチャンネルも持っているらしい。

 

 

部屋に入ると布団が敷かれていて、コタツが用意されていた。有り難い。

 

 

コタツには、今時どこを探しても売っていないであろう、味のある座椅子が入っていた。

 

 

コタツの上にセットされていた茶菓子。飲食の後、早速、宿の温泉に入ることにする。この宿は「湯畑」と「わたの湯」の2つの源泉を有する温泉宿として知られている。

 

 

男湯浴槽。源泉は湯畑源泉。

 

 

家族湯浴槽。源泉は湯畑源泉。

 

 

貸し切り湯浴槽。源泉は「わたの湯源泉」。いずれの浴槽も湯温は熱めで、水を入れて下げながら入浴した。

 

まったりと過ごし、外が暗くなる。半額割引を目当てに「スーパーもくべえ」へと買い出しに行くが、ちょっとのんびりし過ぎたようで、半額どころか定価の惣菜もあまり売っておらず、刺身の半額が多かったので購入。ただ、それだけでは足りないので、温泉街のもう1つのスーパー「スーパー大津」草津店へ。ところが、ここでも惣菜は少なく、売っていたのは半額の刺身…。それらを買い加えた上で、帰りにライトアップされているという湯畑を観に行く。

 

 

草津山「光泉寺」の階段の上から見える、ライトアップされた湯畑。周囲には人がたくさん。

 

 

青色の他、写りづらかったが赤色、紫色のライトアップがなされていた。

 

 

湯畑は夜でも豊富な湯量を放出している。

 

 

湯の放出口にもライトアップが当たる。12年前はこのライトアップ演出はなかったはず。

 

勿論、このライトアップは今の草津温泉に「求められているもの」なのだろう。実際、この時間、ライトアップを観に来ている観光客は多かった。観光客の需要を満たすための演出(?)をするのは、観光地にとっては正しいことだ。ただ、個人的には正直、ライトアップってのは温泉街のイメージからは程遠い。何というか、チャラチャラしている、と言うと言い過ぎなのだが…。俺には鄙びた温泉街の方が好みである。まあ、そういう方が好きなら(草津ではなく)そういうところへ行け、という話なんだが。

 

 

宿に戻り、2つのスーパーで購入した食料で夕食とする。おにぎりと刺身、すべて半額。これ以外の食料も購入したが、それらは翌朝に回した。食後、未完成のままだったインドネシア旅行の日記の清書を進め、寝落ちした。

 

続く。