民家園の釜戸修復を数日見学しました。

修復前の上塗りを剥がされた状態からです。



骨材には石や木が入っているそうです。



移築時の資料を元に修復していきます。




中塗りは壁と同じスサ入りです。



平成12年に全国左官技能大会で優勝した富永さん。

型枠もつくります。手裏剣

板を押さえてお手伝いしました得意げ



水平を見ながら塗りつけていきます。



更に型に合わせて塗りつけていきます。


中塗りが終わってまた数日乾かし

上塗りで仕上げだそうです。


完成を見に行きました。かたつむり音譜



わっ目ビックリマークラブラブ

あまりの綺麗さにびっくりです。


もともと使用禁止ですが

出来上がっても勿体無いから使用禁止ですね。

あの資料は何だったんだろうはてなマーク(笑)です。



職人さんの技術あるからこそ残る日本の文化。


人力が全てのエネルギー源だった時代の建築は

大工さんと左官さんだけで家が出来てた訳です。


今や絵空事で文化財のみとなっていくのでしょうね。

本当のゆとりは何なのか?


左官さんが

「壁の下塗りは皆でやれば楽しいのにね。」

と言われた時、建築は残っても人の文化は取り戻せないんだろうな。

とちょっと寂しさを感じてしまいました。