TVにジャーナリズムの一端を担うものとしての当然の役割を果たすように意見したら、1000万円の損害賠償訴訟を起こされたそうな。

まるで統一教会を批判したら訴えられたコメンテーターみたいな話だ。

 

ここまで、大手マスゴミが地に落ちたということでしかない。

以下上記から、経過にかかわる部分を引用

 

・・・「テレビ輝け!市民ネットワーク」(前川喜平、田中優子・共同代表)は、『テレビ朝日』の持ち株会社=テレ朝ホールディングス(HD)に「政治圧力に忖度・迎合せず、正確で偏りのない報道」を求める株主提案をしてきた。6月末の株主総会では同ネットの提出議案はいずれも否決されたが、前川代表やメンバーの弁護士らは「支持は確実に広がっており、市民提案を無視できないことを示した」と「手応え」を表明した。

 同ネットはメンバー約50人で、テレ朝株を計約4万株購入。①報道番組などに権力介入が疑われたときには独立した第三者委員会を設立する②放送番組審議会が機能不全のときも第三者委を設立する③番審委員らの任期に上限を設ける④文部科学事務次官だった前川代表を社外取締役に就ける――などの4議案を提出していた。・・・・

 

・・・・インターネットメディア「Arc Times」(AT)が4月~5月にユーチューブに配信した映像番組で、田中共同代表がキャスター(AT記者)やAT編集長と鼎談。

田中氏は市民ネットの株主提案の趣旨を述べたが、テレ朝HD株主総会直前になって、幻冬舎と見城社長が鼎談の内容に名誉毀損があるとしてATに謝罪広告などを求めるとともに、田中氏と記者、編集長、ATの4者は連帯して見城氏と幻冬舎に計1000万円を支払えという損害賠償請求訴訟を起こした。

 

  原告側は訴状で、被告らの主張は「臆測」にすぎず、見城氏らは「報道の公正性・独立性の確保に尽力」し、「政権に配慮した報道を推奨」したことも「一切ない」とし、「社会的名誉を著しく低下させた」と主張する。が、筆者の取材申し込みには、幻冬舎広報担当者が「係争中につき一切お答えできない」と拒否している。

 

  市民ネット事務局の阪口徳雄弁護士は「田中代表の発言は私たち株主提案の要旨を説明しただけ。名誉毀損と認定される事案とはおよそ思われない。株主提案封じの訴訟と言える。受けて立つ」としている。・・・以上

 

 

 

見城氏らは「報道の公正性・独立性の確保に尽力」し、「政権に配慮した報道を推奨」したことも「一切ない」

まあ、訴状でこう言っているが、今どきのテレビの現状知っている人なら、笑うしかない言い草だ。

 

現状問題となっている、兵庫県知事のパワハラ問題や鹿児島県警の不祥事隠蔽問題にしろ、現場の県庁記者クラブにたむろする大手マスコミの記者は問題が表面化するまで何をやっていたんだ?というより、何を見ないふりしてたんだ、というべきか。

また、問題が明らかになってからも、報道各社は何を実際報道してきたんだ?

 

問題の本質は、それぞれの知事や県警本部長の個人の資質のような問題では無い。

 

公益通報制度そのものの不備とそれをこれまで問題ともせずに、権力を持つ人間側がいいように取り扱ってきたことを不問にしてきたマスコミ側の在り様の問題なのだ。

 

個々の不祥事事案が発生しても、なあなあで済ませてきた権力とマスコミの慣れ合いにメスを入れるぐらいの気概がないと、まともな報道は出来はしないのだ。

 

ようやくやっと、問題のあまりの愚劣さに気づいてネットでも騒ぎ出したら、ようやく溺れた犬は打てとばかりに、少しは記事にしたりテレビ報道したりしてきたが、どこも自分たちが今まで何をしてきたか、何を見過ごしてきたのかは何も語らないのだ。

 

こんなマスゴミが許せないから、田中氏たちが批判しているのだが、それをスラップ訴訟で黙らせようとは、統一教会のやりようと一緒ではないか。

 

まあ、そこまで連中の精神構造が腐ってしまっているということだ。