やっとまともなコメントがある記事が出た。

 

この記事にある、以下の部分が、この事案の核心だろう。

 

「・・(奥山)本田前生活安全部長の内部告発がきっかけとなって、盗撮容疑の枕崎警察署員が逮捕され、懲戒免職を受けて、5カ月間にわたる犯人隠避の状態がやっと是正され、野川本部長も再発防止に全力を尽くすと会見で言った。

それを信用するならば、本田前生活安全部長の文書は、二度とこういうことを繰り返させないという効果をあげていると捉えると、これは公益通報そのものだと言える。

この告発がなければ、すべてが闇から闇になっていたであろうことを考えると、まさに公益通報者保護法が保護しようとしている典型例を含んでいると考えています。・・」以上。

 

 

これまでの、鹿児島県警の不祥事隠蔽事案でも、「ハンター」などが事件を公表し追求した後で、県警は報道された事案の「犯人」を後追いで逮捕している。

 

この事実自体が、それこそ公益通報であったことを反証していることになるのは明らかな話だ。

 

それなのに、県警が「情報漏洩」で通報者を「逮捕」しているのは、全く論外の暴挙というしかない。

公益通報保護法の改正の趣旨にも反するし、

何より兵庫県知事が、パワハラで告発されながら、自ら指揮をして告発者を「処分」した、まさにパワハラをさらに実践して見せたことと、全く同じことを鹿児島県警もやって見せたということだ。

 

もし本田氏の告発が無ければ、県警は本部長の不祥事を不問のままのしていたことは間違いのない話だろう。

 

何故いわゆるマスコミが、こうした誰にでもわかりすぎるほどわかる話を追求しないのか、それがむしろ問題となってくるはずなんだが、今でも大手はダンマリだ。

 

全く情けない状況ではないのか。

 

こんなことでは、日本はますます没落していくしかない。