鹿児島県警元巡査長の供述等について、続報があったが、やっぱり情報漏洩理由がおかしい・・?

 

上記の記事では報道陣の取材に以下のように答えたということだが、

 

「・・ 公判後の報道陣の取材に「公益通報の要件には該当しない。全ての責任は私にある」と改めて強調した。:::」以上

 

この内容では、弁護人が言ったという以下の記事

 

「・・・弁護側は「動機の一部には県民に信頼される警察組織に改善したいという思いが含まれていて、利益のみを目的とした守秘義務違反事案とは異なる」・・」以上

 

と全く内容が異なり、自ら弁護人の主張を否定してしまっているんだけど・・・

 

弁護人の言うことなど聞いてないということか?

 

それに映像では、この部分の発言の内容が流されていないんだけど?

 

 

また、以下の記述もある。

 

「・・・ 公判では、被告は昨年、知人の紹介でウェブメディアを運営する福岡市の男性記者と知り合ったことが明らかになった。1人の犯罪経歴を調べてほしいと依頼された被告は、勤務先の県警本部の卓上の電話から、本部内の照会センターに問い合わせた。男性からより詳細な情報を求められると再び照会し、摘発した警察署や罪名などをスマートフォンで知らせた。 

 

 新型コロナウイルス宿泊療養施設での強制性交容疑事件の情報も求められ、事件処理経過などが記された「告訴・告発事件処理簿一覧表」の95事件、303人分の個人情報を漏らしたとされる。・・・」


 

以下の情報と比較しても、あまり差は無い事実関係だけだが・・

上記には以下の記述がある。

 

「・・県警によると、福岡市の60代男性会社役員に、個人1人分の犯罪経歴情報や告訴、告発事件の処理巡査長は2023年6月から24年3月までの間、少なくとも3回、経過を管理する文書「告訴・告発事件処理簿一覧表」を印刷した書面を漏らしたとしている。・・・」

 

また、以下の情報では、

 

「・・・ 起訴状によると、被告は2023年6月12日、鹿児島市の県警本部で自身のスマートフォンから、1人の犯罪経歴情報を男性記者に送信したとしている。同9月20日~10月20日ごろには、捜査情報が記載された書面「告訴・告発事件処理簿一覧表」10枚を市内で男性記者に手渡し、24年3月11日には同一覧表47枚を郵送し、職務上知り得た秘密を漏らしたとされる。・・」以上

 

 

いや~~?

「記者から新たな情報をもらい県警での評価を高めたかった」

とか言いながら、流した情報は上記の3件のみなのか?

 

それも、6月に1件(2回)ずいぶん時間をおいて、9月に1件 だけなんですけどね。

中願氏からはいったいどんな情報をもらったんだろうか?

 

そもそも、「ハンター」の中願寺氏から一体どんな情報がもらえるというのだろう?

それも漏洩した警察側の情報の価値を上回って、評価が上がるような情報が、ネット上の一人でやっているウェブサイトの中願寺氏からもらえると考える方がそもそも変?

 

もし本気でそう思っていたなら、もっと頻繁に情報のやり取りが無いとおかしいだろう?

 

前のブログでも書いたが、

情報漏洩した時点で間違いなく警察の評価は最悪になっているわけで、そのうえで情報提供先の信頼を得て、知りえた情報を警察側に提供して、自分の評価を上げたいとか、それって2重スパイになって評価を上げるって様な話を誰が信じるんだ?

 

まともにそう考えて行動したのなら、まず精神鑑定をした方が良いんじゃないのか?

 

 

それに、「個人1人分の犯罪経歴情報」を中願寺氏は実際にどう利用したのかどうかもハッキリしていない。

これが、メディアに対する強制執行だったのにもかかわらずに、なぜ何も「家宅捜索」の本来の目的では何も成果がなく、たまたま押収したコンピューターに、実にうまいことに本田氏の告発資料が入っていました、とか都合よすぎる話だ。

 

(そもそも、別件で入手した資料、それもデータでしかなく、本物は北海道の記者が持っている・・を、まともに証拠と出来るのだろうか?)

 

 

この裁判は本当はもっと審理すべきだと思うんだが、裁判はもう結審して、8月5日には判決がおりそうだ。

多分、警察庁の『監察』の報告も同じような時期にあるんじゃないかな?

 

どのような判決にしろ、藤井氏は控訴しないだろうから、この件はこれで終わりだね。

 

 

 

*訂正をしておきます。

前回のブログで

「いずれにしろ、確か藤井元巡査長は内部の処分を受けて、即日依願退職してしまったんじゃないかな?」

 

と書いていましたが、「懲戒免職」になってました。

 

「・・・ 藤井被告は当時、県警本部警備部公安課に所属していた。県警は、1件の犯罪経歴と95件の告訴・告発事件、計304人分の個人情報を漏えいしたとして、4月8日に逮捕、5月20日に懲戒免職処分にした。・・・」

 

だとしたら、私の想定から見ると、既に県警からは1度裏切られてしまった、ということになりそうだが、裁判で執行猶予が出て、ほとぼりが冷めたころ新たな就職が出来ればいいと思っているのかもなあ・・・

 

 

私の妄想は別にしても、公益通報で頑張れば、汚名はそそげる筈なのにあえてそうしないというのが、どうも腑に落ちない。

 

マスゴミが「公益通報」じゃないと報道し、本人も弁護士の言うことに従わずに不利になることを言うとか?

それって、警察側に有利になることでしかなく、今の裁判の状況から見て、あえてそういう発言をする意味は、本来は全くないはずなんだけどね。

どうしても作為を感じてしまうんだなあ・・・

 

裁判でやるなら最高裁まで行くかもしれないし、長期にわたる戦いはしたくないということなんだろうか?

公安畑の警官だけに、家族のことなども考えてそうしたのかもね。

 

残念だなあ・・