小池が勝ったけど、私から見れば対立候補が蓮舫氏だったから何とか勝てただけのように見えた。

 

正直、蓮舫氏が対抗馬となった時点で、今回の都知事選の結果はこうなるだろうという気はしていた。

 

何故なら、私には、蓮舫氏はいわゆる切り込み隊長であるかもしれないが、トップに立つ器には最初から見えなかったからだ。

批判だけだという意見もあったが、確かにそういう印象は免れない様な気はしていたのだ。

 

小池が圧勝とかいうニュースもあるが、蓮舫氏と石丸氏の得票を合わせれば小池をわずかだが超えている。

 

しかも前回よりも76万だか・・小池は減らして300万票を割った。

 

トレンドとしては小池の時代は終わっていても良かったのだ。

 

対抗馬に、もっといい候補者=政党色が弱く無党派層の支持を得やすい=を野党側が立てていれば結果は違ったように思う。

 

要するに、野党側は蓮舫氏以外に都知事としてふさわしい候補者を出せなかったという時点で、負けが見えていたということだ。

 

私には以前の都知事選のように、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏や弁護士の宇都宮健児氏のような人物が立候補していればなあ・・という気がしてならなかった。

 

要するに反小池を集約できる候補者を擁立できなかった時点で結果は見えていたように思う。

それだけ野党である立憲民主党や共産党の戦略・戦術力、組織力、大衆運動の能力が劣化してきているように思う。

 

党派を超えた人物を擁立できない様な有様では、どうしようもないという感じだ。

 

もちろん野党の中の若手の議員でもいいのだが、そうした人間が出てこないのもどうなんだかなあ・・?

 

 

石丸氏については、先にブログでも触れたが、結果からみると結局「似非維新」候補だったと私は見ている。

 

市長1期だけで、実際の実績は裁判沙汰だけのようでは、正直話にならない。

口はうまいが口先だけの人物にしか見えないし、今回の選挙の際の選対本部長が自民党荻生田つながりの大物というのでは、どうなんでしょうね?

 

 

(上記から引用)

 

「・・・石丸氏は、「政治屋の一掃」などと豪語しますが、「裏金議員」の一人である自民党の萩生田光一衆院議員が主宰するTOKYO自民党政経塾の小田全宏塾長代行が、石丸氏の選対本部長を務めています。・・・」以上

 

 

 

(以下上記ウキペディアから引用)

 

「・・・ユーチューブにアップされた、石丸が議員や新聞記者を罵倒する映像が、8月、SNSでいわゆる大バズりした[83]。若き市長が、既得権益の甘い汁を吸う老害議員たちや、それらとズブズブの腐敗したメディアを論破しているかのような動画が、いわゆる切り抜き動画制作者たちによって発信され始め、その多くが数百万回もの再生回数を記録し、中には1000万回を超えるものもあったという[83]。しかし、この内容について、石丸の発言は正しいものではなく支離滅裂で、論破しているように見えるのはそのように編集されているからに過ぎない、石丸は相手の質問を曲解したり相手が言ってもいないことを延々と批判する場面も珍しくないという批判もなされる[84]

なお、これらのメディア批判について、石丸は注目を集めるために意図的に行なったと語っている[85]。・・・」以上

 

 

いわゆるユーチューバーとしての、カウントを稼ぐやり方は心得ているという人物のようだけどね。

 

実際選挙では、ネットでの露出で反小池の無党派層の票をしっかりつかんで、結果としては小池側にとっては有難い結果になっている。

 

蓮舫に票が流れないようにする戦術だったとすれば、大当たりだったわけだ。

そしてそれは蓮舫氏という候補者の無党派層に弱いという弱点をハッキリと明らかにしている。

 

 

それにしても小池都政はどう流れていくんだろう?

 

学歴詐称では告発されて裁判が進むが・・結局どうなるんだろうな?

 

私の見立てでは、卒業証書は「金とコネ」で買ったとしても、まあ、本物と言えば本物だし、学籍証明とか成績証明なども大学側の偽造したものが出てくれば、それも、まあ本物と言えば本物になってしまうしね。

 

客観的には、どう見てもカイロ大学中退なのは明白なんだが、それをどう証明できるか・・難しいところだ。