大学生活を過ごした京都の地元紙だ。

 

 

(以下上記より引用)

 

 検察官の定年延長は安倍政権下の2020年1月に閣議決定された。黒川氏の退官予定のわずか7日前だ。当時、検察庁法で定年は63歳と規定され、政府はそれまで40年近く、「検察官に国家公務員法の定年延長制は適用されない」としていた。

 

  だが、法務省は適用できると突然解釈を変えた。政権に近いとされ、退官の迫った黒川氏を次期検事総長(65歳定年)に昇格させるための「官邸の意向」だとの批判が巻き起こった。

 

  判決は、定年延長が全国の検察官に周知されておらず、黒川氏以外に対象がいなかった点などを踏まえ、「唐突で強引なものであり、不自然」とした上で、「解釈変更は黒川氏の定年延長が目的と考えざるを得ない」と指摘した。

 

 「特定の検察官のための変更ではない」とする政府の見解を真っ向から否定した形である。

 

 公正、独立性を保ち、政治家の捜査もする検察に、時の政府による恣意(しい)的な介入や圧力は断じて許されない。

・・・・・・・・・・・・・・以上