今朝ほど以下のニュースを見た。

 

本田氏の人柄がわかる記事だ。

 

単純に一方を利するような報道内容を信じるわけにはいかないことは、当然だが、内容が調べればすぐわかるような事実関係だけなら、まず語られていることは事実とみていいだろう。

 

例えば、上記記事では以下のように書いてある。

 

彼は、父も息子も鹿児島県警の警察官という筋金入り。昔から正義感あふれる好青年でした。真面目なので本部長のことが許せなかったのでしょう。高校の同級生を中心に、集まって支援しようという動きが始まるかもしれません」

 

やっぱりそうなんだと思ったことは、たたき上げのノンキャリアの人間は、おおむね親類縁者にも警察に就職している人間が多くいるということだ。

 

本田氏も父と息子が警察官なのだ。

 

そういう人物が、直属の上司それも現場の最高権力者を告発して、ただで済むはずはないのを承知で告発に踏み切ったとしたら、よくよくのことだったのだろう。

 

 

それに次の内容も重大な事実を示唆している。

 

「・・本田被告によると、枕崎市内の公衆トイレで、女性をスマートフォンで撮影したとされる署員について、本田被告が県警トップの野川明輝本部長に捜査するよう進言したところ、野川本部長は「泳がせよう」とかばい、本部長指揮の印鑑を押さなかったという。しかし結局、告発文の存在が発覚した後に、県警が署員を逮捕したのだ。・・・」

 

野川本部長は、この件で本田部長には会ってないと記者会見で言っているが、印鑑を押さなかったということが事実なら、捜査指揮に関する伺いの起案文が残っているはずだということ。

その起案の日付以降に印鑑のない本部長へ伺いを立てたとするのは自然な話で、もしその伺文を本田氏が写真やコピーで記録していれば、現状、その伺文が処分されていても、本部長が会っていないと言い逃れができるのだろうか?

 

これは、その伺文が確かにあったと言える別の証拠物件と一緒に写されていたりしないと難しいかもだが、そういう証拠保存を事前に本田氏がやっていれば可能性はある話。

(これは、私ならそう言う証拠保全をやっておくけどなあ・・というだけのことだが。てへぺろ

 

 

さらに、「家宅捜査」の理由付けが無理筋だったということの反証が挙げられている。

 

「・・・そもそも、県警を批判していたメディアに対し、平気で家宅捜索に入るということがおかしいでしょう。さらに、別の事件の捜査の過程で入手したにもかかわらず、今回の告発文を見つけて事件化する。これは厳密にいえば『目的外使用』ですよ」 

「・・ さらに県警は、小笠原氏に対し、告発文の原本の“返還”を求めてきたという。 「重要な証拠品だからというのですが、なぜ“返還”が必要なのか問い詰めると『ただのお願いです』と白状しました。もちろん断わりましたが、そもそも証拠品なら逮捕前に確保すべきですし、あまりに杜撰です・・」(小笠原氏)

 

逮捕までしながら、逮捕の理由である証拠品が「原本」は無くただパソコンから押収したデータだけというのは、「証拠物件」としての価値が問われる問題だろう?

 

だって、それが本物と同じだという証明はどうするのだ?

 

 

この記事で書かれているように、今本田さんには様々な圧力がかかっているだろうことは否めないだろう。

 

経験者は以下のように語っている。

 

警察庁や鹿児島県警がいちばん困るのは、本田さんが覚悟を決めて、いま出ている不祥事だけではなく、自分が見聞きしてきた警察の恥部をすべて暴露すること。とくに本田さんは、県警の最高幹部のひとりだったので、警察の組織的な裏金作りについて知っている。だから、『ここで口をつぐまないと、次々と余罪を見つけて刑務所へ叩き込む』と脅したり『本部長は更迭して、あなたには最高の天下り先を用意するから納得してほしい』と、なだめすかしたりしているはずです」

 

 

果たして、警察や検察は実際に裁判に持ち込むのだろうか?

 

私は、本田さんに裁判で白黒しっかり決着つけて欲しいけど、

ほかの内部の不祥事起こした連中が、結局、不起訴で実質罰せられることなく、依願退職で済まされているような馬鹿げたことをやっておきながら、その犯罪を告発した本田さんだけは裁判でどうしても刑務所暮らしさせるというのか?

 

その取扱いの不均衡さも世間では問題にされ始めているけどね。

 

(上記記事よりヤフコメ引用ー1)

「罪が軽いぞ。」と言いたい。 警察官がかつての強姦罪を犯して、たったの1年程度の実刑か、それに依願退職だと、冗談じゃない。 懲戒免職だろう。 民間人以下の制裁と刑罰だと思う。

 

(同-2)

「同じ公務員だが、教職員は同じ事案で懲戒免職で退職金なし。 ところが、警察官は依願退職できて退職金はもらえる。これはなんなんだろう。

 退職したから社会的制裁は受けているとでも言うのか?教職員も退職しているが、社会的制裁は受けていないとでも?

 こんなアマアマだから、いつまでたっても犯罪を抑止できないのだろう。組織の問題やまずみ!」

 

 

身内に甘すぎるにもほどがある・・・

「裁判」は不起訴で、実際の内部処理は依願退職という処罰で済ませる有様で非難ごうごうだが、一方では、公益通報者に対する警察における体制の不備が、どんどんクローズアップされてきた。

 

なにより、現場の最高責任者に不正が認められるような場合に、一体どこに公益通報すればいいのかが問われているのだが、現状警察の「マニュアル」には何と書かれているんでしょうね。

実際に文書を見てみたいもんです。

 

県警内部では処理できないはずで、それはいったいどこへ通報しろというのだ?

 

まさか、警察庁『監察官』じゃないよね。

だって、そこは現状、不正疑惑の本部長自身に捜査指揮をゆだねているんだよ。

 

しかも、『監察』に入るというその日に、「隠蔽は無かった。」と宣言しちゃったんだからね。

 

警察官は現場の最高責任者が不正をしていることを見つけたら、一体どこに不正を告発しなさいとなっているんですか~~~~~??

 

 

 

それにしても、今後の裁判で、まさにここに書かれているような他の事案とかさらに暴露されたらどうするんだろうね?

 

警察庁『監察』部隊も案外今頃・・思案中か?