我ながら、納得できない事には案外しつこい。

 

以下の記事を見て、新たに疑問に思うことなどもあったので、再度書く。

 

(上記記事より以下引用)

 

・・・ 警察官の犯罪は本部長による事件指揮が基本とされる中、枕崎署員の盗撮事件については、昨年12月22日に前首席監察官から署員による犯行可能性の報告を口頭で受けながら、実際に野川本部長が指揮を執ったのは前部長の退職後の今年5月10日からだった。記者からは「なぜ署員の犯行が疑われた時点で指揮を執らなかったのか」「署側からの指揮伺いが数カ月も来ないことがあるのか」など質問が相次いだ。これらに対し野川本部長は終始落ち着いた様子で、適切に対応してきたと淡々と回答した。・・・・・・以上

 

 

こんな記者会見で済むのなら、私だって本部長が出来る。

(まあ、恥ずかしすぎてやらないけど・・・)

 

そもそもこの事案は、前生活安全部長の本田氏が野川本部長に捜査のお伺いを立てたら、「泳がせておこう」とか「最後のチャンスをあげよう」とか言ったとされたものだ。

 

本田氏が何時この件を本部長にお伺いを立てたのかは明確ではないが、少なくとも告発文に彼がまとめていたことからして、この件は県警本部のトップの部長職にあるものなら担当でなくても知っていた可能性が高い話だろう。

 

しかも、確かこの件は生活安全部の部長も担当していた事案ではないのか?

そうでなければ、退職を前にしてわざわざ本部長に捜査のお伺いをするだろうか?

退職前に、片づけておくべき案件として、今後の方針をうかがったのではないかと私には思えるのだけど・・・。

 

それを、野川本部長は本田氏とは会ってないと言い張っている。

 

しかも、少なくとも4月8日の家宅捜査で、本田氏が北海道の記者に送った新たな公益通報事案の告発内容を手に入れていて、その中にこの事案もあったにもかかわらず、5月10日まで何も捜査に着手しなかったということなど、1か月も何をしていたんだろうと思わざるを得ない失態ぶりだろう。

それが、決して「適切に対応してきた」などと言えないことは、警察庁から「訓戒処分」を受けたという事実が証明しているではないか?

 

本当に面の皮厚過ぎの鉄面皮ではないか?

 

それにこの事案の犯人である巡査部長は、警察内部の処分である「懲戒停職3か月」で済ませているのだ。

普通女性用トイレで盗撮などしたら、一般人なら逮捕されるんじゃないのか?

しかも回数が80回とか明らかに常習犯だろう。

 

警察内での不祥事として内部の処分?それで済ませるのか?

業務以外の目的で、1人の被害女性の住所などの個人情報を不正に照会した。ということもやっていたけどね。

 

如何にも、警察内部の不祥事は可能な限り内部で処理して、できれば公表などはしたくない・・という方針がもともとあったかのような対応だ。

さすがにこの件は公表しない訳にはいかなかったんだろうが、即日に依願退職を認めて無罪放免では、あまりにも身内に甘すぎて、私など気分が悪くなりそうだ。

 

経過を見れば、事実上何か月も「泳がせて」、結局「依願退職」という最後のチャンスを与えてしまっているのだけど?

 

 

一方、この件も含めて告発した本田氏は「逮捕」だ。

4月8日に「逮捕」を公表された巡査も、警察の不祥事を告発した者だった。

 

もう方針がはっきりしている。

内部の不祥事を外に訴え出たものは、何が何でも守秘義務違反で「逮捕」して徹底的に潰す。

一方、不祥事を起こした職員は、内部の処分でケリをつけて、可能な限り公表しないで済む案件は公表しない。

 

まあ、警察に限らず、たいていの企業などでもそんなものかもしれないが、これでは公益通報制度の悪用みたいなもんだ。

 

こんなことが許されていること自体が問題だろう。

 

24日から『監察』を警察庁が乗り出してやるそうな?

 

公益通報の不祥事対象者=いわば犯人ムキーにこれまでの内部調査を指揮させといて、公平中立な調査が可能だと考えられる根拠って何?

1か月以上も「証拠隠滅の内部処理」が十分に可能だったはずなんだけど・・・

 

茶番でしかないやったふりのお芝居はもう見たくもないんだけど、どんな迷舞台になるんだろうなあ・・・、ぞっとするわWWWWゲロー